らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「そうめんカボチャ(素麺南瓜)」の花

2010-07-10 | 家庭菜園

今日は、珍しい野菜「そうめんカボチャ(素麺南瓜)」の花をご紹介します。

「そうめんカボチャ(素麺南瓜)」は正式名を「金糸瓜(きんしうり)」と言い、ウリ科、カボチャ属のペポカボチャ種に属する一年生の西洋カボチャの一種です。
原産地はアメリカ大陸で、日本には明治時代に渡来したようです。

「そうめんカボチャ(素麺南瓜)」の他にも、「そうめんウリ(素麺瓜)」、イトカボチャ(糸南瓜)」などの別名がありますが、これらの名称は、ほぐすと果肉が素麺状にバラバラとほぐれてくることからつけられたようです。

この瓜はラグビーボールのような形をしている野菜で、私の実家の岡山地方では昔からよく食されており、地元では「そうめん瓜」と言う名称で親しまれています。
私は、子供の頃よく食べたその味が忘れられず、毎年栽培しているものです。

・これが黄色く熟れ始めた、収穫間近の「そうめんカボチャ(素麺南瓜)」です。
 瓜は縦長で楕円形をしたラグビーボールのような形をしており、大きなものでは直径20cm、長さ30㎝くらいになります。


・「そうめんカボチャ(素麺南瓜)」は星形の大きな花を咲かせます。下の写真は雌花を横から見たところです。
 花の下に幼果がついており、雄花の花粉を受粉すると、この幼果が肥大して大きな「そうめんカボチャ」に生長します。


・これは雌花を真上から撮影したものです。 花の中央にあるのが雌しべです。


・これは「そうめんカボチャ」の雄花です。
 星の形をした綺麗な花です。花の中央にある雄しべは明らかに雌しべと異なっており、花を見ただけで雌花、雄花の区別がつきます。


・「そうめんカボチャ」の蔓です。この蔓に既に3~4個の瓜が生っています。


(一言メモ)
・「そうめんカボチャ(素麺南瓜)」は低カロリーでダイエットに有効な食材といわれています。
・代表的な成分はβーカロチンで、コレステロールを減らしたり、心臓病予防に効果があると言われています。
・豊富に含まれるカリウムや糖分などで利尿作用が期待でき、むくみやすい人にはお奨めの野菜だそうです。