一昨日の8日が立秋で暦の上では秋ですが、実際の季節は今が夏本番の最も暑い時期です。
天気予報では、今週も全国的に30度以上の真夏日になる地域が多く、一部の地域では35度以上の猛暑日になると予報しています。
今年は国や電力会社からの節電要請により、従順な日本人は暑さを我慢するのが美徳とばかりに無理をし、それが一因となって熱中症で病院に搬送される方が増加しているようです。
自分の体は自分が守らなければ、誰も守ってくれません。
決して無理をせずに暑い時にはエアコンで涼をとりましょう!
熱中症と言えば、7月13日のNHK番組、“ためしてガッテン”で熱中症対策を解説していましたので、今日はその一部をご紹介します。
詳細は下記アドレスをご参照ください。
(ご参照)
ためしてガッテン「血液からツヨクなる! 熱中症で死ぬもんかSP」
http://www9.nhk.or.jp/gatten/pdf/program/P20110713.pdf
番組では、“ちゃんと効果のある熱中症対策を!”として次の3点を取り上げていました。
1.塩分補給の真実
私たち日本人は、塩分に関しては必要量をはるかに上回る量をふだんの食事で摂取しているため、日常生活でジワジワと汗をかく場合には、さらに意識して塩分を補給する必要はないとのことです。
去年から今年、あふれる熱中症対策情報の中で、「塩分補給が大切」というフレーズだけが一人歩きして、「大量の汗をかくときは」という大事なひと言が抜けてしまっていたことが誤解の原因と思われます。
塩分補給を意識する目安は、
①玉の汗を長時間かくとき。
②腕などを水洗いしてからなめてもしょっぱいときです。
その際は、
・0.1~0.2%の食塩水、ナトリウム量で換算すると40~80mg/100ml程度のスポーツドリンクなどがおすすめです。
・とにかく夏の日常生活における脱水予防には、こまめな水分補給を心がけてください。
2.暑さに強くなるウラ技
・暑さに強い体とは、運動をする習慣によって汗をかきやすくなり、体温が上がりにくく暑さに強いい体を作れること。
・運動後に牛乳を飲むこと。
ポイントは、牛乳に含まれるたんぱく質です。 運動後にたんぱく質をとると、アルブミンが合成されます。
アルブミンには水分を保持する働きがあるため、血液中にアルブミンが増えると、水分が引き込まれ血液量が増えるのだそうです。
3.効率的に涼しくなれる方法
体を冷やすポイントは「首」です。
首は、救急救命士など専門家向けのマニュアルで、熱中症になった場合に、冷やすことがすすめられている場所の一つです。
太い血管があるため、効率的に体を冷やすと考えられているのです。但し、冷やしすぎや長時間の冷却は避けてください。
結論は、
・暑い時には無理をせず、エアコンの使用や水分の補給などを早めに行って熱中症にならないように気をつけましょう。
・「大量の汗をかくとき」以外の水分補給は牛乳がよいこと。
・そして、塩分の取り過ぎに注意しましょう。
と言うことでした。
(お詫び)
誠に勝手ながら、明日11日から14日までお休みさせていただきます。
15日から再度書き出す予定です。