昨日に続き、栗林公園の素晴らしい庭園をご紹介します。
「根上り樫」
案内板によれば、明治の末、この位置に幹が二股に分かれた老松があり、樫がこの松の分かれ又の部分に生えていた。
生長と共に樫の根は、松の空洞化した幹の中を通り地中までおろしていたが、その後、老松が枯死したため、この根上り樫が出来たものである。
「屏風松と箱松」
2段になっている松並のうち、北側の背丈の高い松並を屏風松と言い、南側の低くなっている松並を箱松と言います。箱松はその名の通り箱の形を装った松です。
・屏風松の後ろ側の松並木です。絡み合うような届折して伸びたその見事な枝ぶりは正に圧巻です。
「北湖」
案内板によれば、この池泉内には前島、後島の二島、その奥に富士を縮景した芙蓉峰を築き、手前には求心点として朱塗りの「梅林橋」を架けるなど景勝地の一つとなっています。
この北湖は南湖に対する命名であり、南湖に次ぐ大池泉であり、特に白い玉敷きの汀線の美しさを青い池面にくっきりと見せています。
「梅林橋」
別名「赤橋」と呼ばれ、緑一色の湖景に一点朱色が鮮やかに映え、付近庭景に対する見事な引き締め役になっています。
「ぼたん石と見返り獅子」
全くの自然石であり、奥の石はボタンの花、右手前の石は獅子が振り返ったような姿に似ていることから、このように名付けられています。