淡路島のファームパーク「イングランドの丘」の大温室には花木がたくさん植栽されていましたが、夏のこの時期に花が咲いている木は余りありませんでした。
今日ご紹介する2種の花木は初めて耳にする名前ですが、日本にも類似種がありそうな花です。
「バンクシア ・インテグリフォリア」
バンクシア ・インテグリフォリアはヤマモガシ科バンクシア属の常緑高木です。オーストラリアの東部に分布し、沿岸地域の斜面に生えています。
樹高は5mから10m以上なる高木で、日本では1月~2月頃に開花するようです。
花は、長さが10㎝から15㎝ある円筒形の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄色の花をつけます。
ブラシのような筒の部分は数百から数千の花の集合体で、花後にできる実は熟して自然に裂けて種子を出します。
「ライスフラワー」
ライスフラワーはキク科ヘリクリサム属の半耐寒性低木です。
原産地はオーストラリアで、現地では樹高は3mほどにもなるようです。
ライスフラワーの名前のとおり、米粒のような花を咲かせます。白花とピンクの花が流通しているようです。
・これがイングランドの丘のHPに紹介されているライスフラワーです。
私が表示札で見たライスフラワーの花は小さな花が開いていましたが、イングランドの丘のHPに掲載されている花とは違っていました。
ライスフラワーの花が開花したものなのか、それとも間違いなのかわかりませんが、取り敢えず掲載しておきます。
・これがライスフラワーの名札を確認して撮影した花です。
この開花した小さな花もライスフラワーと同じキク科の花です。日本でよく見る小菊に似ていましたが、花の大きさはそれより小さかったように思います。