ボリジの花

ボリジの花をご存知でしょうか？星形の美しい花です。
今、鉢植のボリジが咲いているのでご紹介します。

ボリジはムラサキ科ルリヂシャ属の一年草で、原産地は地中海沿岸から北アフリカといわれています。
草丈は50cm～100cm、全草が細かい毛で覆われており、花茎の先に鮮やかなブルーの花が次々と下向きに咲きます。

和名を「ルリチシャ（瑠璃萵苣）」と言い、瑠璃色の花が咲くチシャということからつけられたそうです。
若葉はキュウリのような爽やかな香りがします。

・これがボリジのの花です。


ボリジは青くきれいな星型の花を咲かせることから「スター・フラワー」と言われています。
昔から画家たちが聖母マリアの青い衣裳を描くとき、この花の汁で青い色を作り出したと言われていることから「マドンナ・ブルー」とも呼ばれています。



ギリシャやローマでは、昔からボリジの葉や花をワインに浸して飲むと人々は愉快になり、あらゆる悲しみや憂鬱を忘れることができると言い伝えられており、ボリジはワインなどのアルコール飲料には欠かすことのできない素材として親しまれているそうです。



黒い雄しべの部分を取り去った青い花に、卵の白身を筆で塗りつけ、グラニュー糖をまぶしたボリジの砂糖菓子は、ケーキの飾りのほかにそのまま食べることもできるそうです。