らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

イチゴの植え付け

2022-10-11 | 家庭菜園

10月3日に「やっとできたイチゴの畝」でご紹介したように、今年のイチゴの畝作りは大幅に遅れて、9月末に漸く出来上がりました。
当然のことながら、定植もその分遅れています。
加えて、10月4日まで残暑が厳しかったことから、畝が出来ても定植が延び延びになっていました。
平年並みの気温になったのは5日の雨の日からです。
そして、雨の翌日の6日と8日の2日間で、昨年より2週間ほど遅れてイチゴの定植を済ませました。

私は家庭菜園において最も力を入れているのがスイカ栽培とイチゴ栽培です。
今年のスイカ栽培は味と言い、収量と言い、申し分のない出来栄えで、過去最高の結果が得られました。
イチゴ栽培も同様に満足な結果が得られるように、植え付けからしっかりと管理をしていきたいと思っているところです。
そこで今日は大幅に遅れたイチゴの「定植」について取り上げます。

「イチゴの苗作り」
イチゴ栽培では苗作りに苦労します。
私は、6月に収穫が終わった親株を別の畝に植え替え、伸びたランナーから出芽した子株を育てています。
品種は、アスカルビーとトヨノカ、そしてアキヒメの3品種です。
イチゴは乾燥に弱いことから、夏の水遣りを毎日行いました。
お盆の頃までは順調に育っていたことから、3種共に猛暑を乗り切ったかに見えましたが、8月後半になると様子が変わりました。
即ち、トヨノカは引き続き順調に育ったものの、アスカルビーはコガネムシの幼虫に根を食害されて多くを枯らし、アキヒメは草に覆われて枯れてしまいました。
特にアキヒメは小さな苗が僅かに残っただけでした。

「トヨノカの苗」
下の画像はトヨノカの育苗畝です。
ランナーが伸びて子株が密生している状態です。
この中から太くて根がよく伸びている苗を定植に用います。


密生している上記の畝から太い株を取り出した定植用の株の一部です。
これはトヨノカの株ですが、アスカルビーとアキヒメは太い株が少なかったことから細い株までを含めて定植しました。



「定植」
毎年6畝に定植しています。
内訳は、アスカルビーを2畝に、トヨノカを3畝に、そしてアキヒメを1畝に植え付けました。
各畝には1条14株を株間35㎝、条間30㎝の2条植えにして、28株ずつ植え付けました。
品種別は、
  アスカルビーが 56株
  トヨノカが   84株
  アキヒメが   28株
   合計      168株です。
植え付け方法は、クラウンと呼ばれる根の上の太いところには土が被らないように浅植えにします。
今年は植え付け後に雨や曇り空が続いているので、株に優しい天候となっていることから、順調に活着しそうです。

この後、来年2月頃に追肥を施し、マルチを張って4月下旬からの収穫に備えます。
5月の連休に帰省する孫のイチゴ狩りができるよう、ビニールトンネルを張って温度調整をします。

下が植え付けた6畝のイチゴの区画です。
右側の畝は細い苗しか残っていなかったアキヒメの28株です。
その左側、真ん中の3畝がトヨノカで、左端の2畝がアスカルビーです。



馬力とは

2022-10-09 | 雑学

現在、私はホンダ「FIT(フィット)」に乗っています。
「FIT」は今回初めてマイナーチェンジをしたようで、その新型「FIT」が一昨日の10月7日に発売されました。
報道によると、ハイブリッドタイプではモーターの最高出力を14馬力増加させて123馬力となり、ガソリンタイプでも最高出力が20馬力アップして118馬力となっているそうです。

私のFITは今年3年目の車検を終えたところなので、まだ買い替える予定はありません。
しかし、「FIT」が気に入っていることから、新型FITにも乗ってみたい気持ちもあります。

ところで、「新型FITは最高出力123馬力」と宣伝していいますが、その「馬力」という動力について知っているようで、その実、私は詳細を知っていません。
皆さんは如何でしょうか?
そこで今日は「馬力」について調べました。

「馬力とは」
馬力を広辞苑で調べると、動力(仕事率)の実用単位。1秒当たり75キログラムの仕事率を1仏馬力と言い、735.5ワットに相当する。
記号PS1秒当たり550フィート∸ポンドを1英馬力(746ワット)という。
記号HP、hp 日本では1962年以来仏馬力だけが特殊用途に限って法的に認められている。
と説明しています。

辞書の説明だけでは何のことか、よく解りません。
簡単に言えば、1馬力とは「75kgの重量の物体を1秒間に1m動かす(持ち上げる)力」のことで、記号では「75kgf・m/s」と表示し、これが1馬力となります。

「由来」
馬力とは、名前の通り、もともとは馬一頭が発揮する仕事率を1馬力と定めたことが由来です。
1馬力の大きさは、輓馬(ばんば=荷を引く馬)が、続けて荷物を引っ張るときの仕事率を基準に決めています。
継続して発揮できる量を表しており、単純に「馬の最高出力=1馬力」というわけではありません。
因みに、競走馬のサラブレッドの脚力は、数十馬力にもなるようです。

「単位」
1馬力は、PSやW(ワット)といった単位で表します。
1馬力=735.5Wと変換でき、この735.5Wが、重さ75kgのものを1秒間に1m持ち上げるのと同等のパワーになります。

「例示」
重量挙げで例えれば、75kgのバーベルを1秒間で1m持ち上げる力が1馬力になります。
つまり、人間でも1馬力(最高出力)を出すことができるのです。
ただし、継続して仕事をすることが必要です。

「結論」
1馬力とは、「75kgの重量の物体を1秒間に1m動かす(持ち上げる)力」のことでした。


「秋茄子嫁に食わすな」の由来

2022-10-07 | 家庭菜園

8月に剪定したナスに秋茄子が実っています。
つやつやとした紫色のナスがとても美味しそうです。

ところで、秋茄子と言えば、「秋茄子(あきなすび)嫁に食わすな」という諺があります。
この意味についてはいろいろな説があるので、きょうは一般によく言われている三つの説を取り上げました。

「その1:嫁いびり説」
一般的に言われている説は「嫁いびり説」です。
「秋に旬を迎え、おいしくなる茄子を嫁なんかに食べさせるのはもったいない」という、姑の意地悪な気持ちを表しているとする説です。
嫁をいびる慣用句には、後世になって様々な派生形が生まれており、
「秋鯖、嫁に食わすな」や「秋かます(かます)は嫁に食わすな」「五月蕨(ごがつわらび)は嫁に食わすな」などが知られています。

「その2:嫁いたわり説」
嫁をいびり説の反対で、嫁をいたわる為に食べさせないとする「嫁いたわり説」があります。
「秋茄子は嫁に食わすな」には、意地悪ではなく、嫁の体を気遣う意味合いがあるという説です。
茄子には体を冷やす働きがあるので、涼しくなってきた秋に茄子を食べると、出産を控えたお嫁さんの体が冷えてしまうので、やさしい姑さんがお嫁さんを心配しているのだというものです。
また、秋茄子は種が少ないので、子宝に恵まれないとう縁起の悪さを気にしているのだという解釈もあります。



「その3:嫁(夜目)はネズミ説」
更に、嫁は「夜目(よめ=ねずみ)」とする「ネズミ説」があります。
この説では元々、
「秋なすび 早酒(わささ)の粕(かす)に つきまぜて 棚におくとも 嫁に食わすな」(鎌倉時代後期の私撰和歌集『夫木和歌抄(ふぼくわかしょう)』
という和歌に基づいているという説です。
この和歌の中の「早酒」とは新酒を指し、「嫁」は「嫁が君(きみ)」の略で、ネズミをいう忌詞(いみことば)です。
そこで、この和歌を直訳すると、「新酒の酒粕に漬けてある秋茄子を、美味しくなるのを待って棚に置いておくのは良いが、ネズミ(夜目)にたべられないよう注意しなさい」となります。
つまり、「美味しくなった秋茄子はネズミに食わすな」ということです。

「この諺の由来」
「その3」の説が後世、「嫁(夜目)」を姑に対する嫁とした解釈に変わり、そして、「秋の茄子はおいしいものだから、憎い嫁には食べさせるな」という嫁と姑の争いが背景にあるような意味となってしまったというものです。

一方で、
秋ナスの粕漬けを嫁に与えようとしない本当の理由は、粕漬けに含まれるアルコールが、妊婦の場合は体内から、授乳中には母乳から、子供の脳に影響を与えることを経験的に知っていたから、嫁をいたわる意味で「食わすな」となったのが「いたわり説」のようです。
鎌倉時代の医学レベルでは、アルコールが胎児や乳児の脳に影響を与えることが客観的に立証されてはいないことから、少なくとも経験則的に、酒は乳幼児の発育に悪影響が出ることを理解していたのではないかということです。

いずれにしても美味しい秋茄子は家族で仲良く食べて頂きたいものです。


食パン、関西は何故厚切り?

2022-10-05 | 情報

朝の食卓に欠かせない食パンは全国的に1斤6枚切りが主流のようですが、関西では厚めの5枚切りが1番人気のようです。
反対に関東では薄めの6枚切り~8枚切りが主流だということですが、何故、東西で異なるのでしょうか?
この話題について先日、NHK大阪放送局の地方の話題を取り上げる番組、”なんでなん?” で取り上げていたので、今日はその理由や背景などについて、一部を引用しながらご紹介します。

「なんでなん?の内容」
放送では、関東では8枚切りの薄めの食パンが、関西では厚めの5枚切りの食パンが主流だという事でした。
取材した大阪市内のスーパーでは、食パンは4枚切りから10枚切りまで揃えているものの、厚めの食パンを買っていく客が多く、特に5枚切りを買うお客様が多いという事でした。
更に、山崎製パンの話として、近畿圏では5枚切り、6枚切りをメインとし、首都圏では6枚切り、8枚切りをメインに品揃えしているとのことでした。

山崎製パン(ロイヤルブレッド)では、関西は5枚と6枚が79%を占めているのに対し、関東では6枚と8枚が80%を占めているという事で、その比率は下記のとおりです。
        関西     関東
 4枚切り   17%       8%
 5枚切り   43%     12%
 6枚切り   36%     51%
 8枚切り     4%     29%

「厚切りと薄切りの食感の違い」
厚切りと薄切りの食感の違いは、
①厚切りはフワフワして、もちっとしており、薄くなるほどパリッとした食感になります。
②5枚切りは焼き上げると表面はパリッとしていて、中はふんわり感が残り、バランスの良い食感になるとのことでした。

「関西、関東で厚さが違う要因」
関西と関東ではパンに求める役割が、食パンが普及する前から違っていたことが要因ではないかと言われています。
関東では明治の初め頃アンパンが売り出され、パンはおやつとして根付いたのに対し、関西では神戸の居留地などで外国人がパンを食べたことをきっかけに、一般の人にも主食として広がっていった事です。
このような事から、関西での食パンは、食事として食べ応えのあるものが求められるという背景があり、5枚切りや6枚切りのような厚いものが広がっていったと考えられるそうです。

更に、お好み焼きなど『粉もん』文化の関西はもっちりした食感の5枚切りが好まれ、パリッとした煎餅文化の関東はさっくりした食感の6枚切りや8枚切りが人気となったのではないかとも言われています。
つまり、関東はおやつから根付いたことから薄切りが、関西は主食として普及したことから厚切りが好まれるという事のようです。

「最近の食パン事情」
その食パンですが、最近のタイガー魔法瓶の調査結果によると、小麦価格の高騰を受け、朝食を「パンからご飯に変える」と言う消費者が3割に上がっているそうです。
ロシアのウクライナ侵略や世界的な不作で小麦の価格が上昇し続けているのに対し、米の価格は下落傾向にあり、家計の防衛意識が働いているとみられています。

皆さんのお宅では朝食はパンですか? それともご飯でしょうか?
我が家では食パンの5枚切りだったのが、年と共に食べられなくなり、現在は6枚切りの食パンになっています。


やっとできた「イチゴの畝」

2022-10-03 | 家庭菜園

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、大阪府泉州地方は一向に涼しくなりません。
それでも9月中旬以降、熱帯夜から解放された明け方は、ちょっぴり秋を感じるようになりましたが、日中の暑さは彼岸の入り後の2~3日を除いて、依然として30度前後の残暑が続いています。
一体、いつになったら秋らしくなるのでしょうか?

いくら残暑が続いても、家庭菜園では10月になると秋野菜の植え付け準備をしなければなりません。
私の菜園ワークの中で最も重要視している中の一つはイチゴ栽培ですが、先日、その畝作りがやっと終わりました。
今日は今年の異常な暑さのために苦労したイチゴの畝作りを取り上げます。

今年の夏は異常な暑さだったため、イチゴの畝の片づけが出来ませんでした。
8月27日時点では、イチゴの区画は草に覆われてこの状態でした。


イチゴは昨年と同じ区画に植えるため石灰窒素を散布したかったのですが、9月になると定植までの期間がなくなったことからそれができませんでした。
何故なら、石灰窒素を使用すると1か月以上は作物の植え付けが出来なくなるからです。
9月19日になってもイチゴの区画はやっと草を抜いたところです。
乾いた草から焼却していきました。


草を焼却した後、雨が降ったこともあって、再び雑草が伸びてきたので、取り敢えず雑草対策として耕うんしました。
9月25日に耕うんしたイチゴの区画です。


昨年は9月29日に154株のイチゴを定植していましたが、今年は同じ日に漸く畝作りに着手したところです。
この区画に畝幅60㎝、畝と畝の間隔を40㎝とする6畝を作ります。
各畝には下記の肥料をすき込んで畝を立てます。
石灰、ダイアジノン、ようりん、化成肥料(8・8・8)、バーク堆肥、有機配合肥料の6種類の肥料です。


小型テーラーでは深く耕うんできないので、60㎝の畝幅に相当する箇所の土を両サイドに寄せます。
そこに前記の6種類の肥料を散布して耕うんし、土を戻して畝を作ります。
この作業が年と共に辛んどく(大阪弁=辛い、苦しい)なってきたのです。


6畝を作るのに、29日と30日の午後だけ2日間を要しました。
これが完成したイチゴの畝です。
天気予報では明日の4日までは日中の気温が30度くらいまで上がるとのことなので、イチゴの定植はできません。
5日の雨を境に気温が下がる予報となっていることから、その後に定植する予定です。



モンキアゲハ ?

2022-10-01 | 家庭菜園

6月の写真を見ていたら、珍しいアゲハを撮影していました。
その蝶はクロアゲハに模様が入っている大きな蝶でした。
ネットで調べてみると、クロアゲハではなく、モンキアゲハと言う蝶のようです。
初めて聞く名前だったので調べてみました。

「モンキアゲハ(紋黄揚羽)」
モンキアゲハは、チョウ目アゲハチョウ科に分類されるチョウの一種で、日本最大級のチョウだそうです。
この蝶は後翅に黄白色の大きな斑紋があるのが特徴です。
成虫は前翅の長さが60 ~ 75mm、翅を開いた大きさが110 ~ 140mmほどで、日本に分布するチョウとしてはオオゴマダラやナガサキアゲハと並ぶ最大級の種類だそうです。



色は全体的に黒色ですが、後翅には名前のとおり大きな黄白色紋があります。
この斑紋は羽化したばかりの時はほぼ白色ですが、日数が経つにつれて黄色みを帯びるという事です。



モンキアゲハはアゲハチョウ科の中でも1、2を争う大きさで、白黄色の大きな紋がよく目立ちます。
この紋が白黄色ということで「モンキ(紋黄)アゲハ」といいますが、紋の色は白っぽいものが多いようです。



家庭菜園をしているといろいろな昆虫や野鳥が見られます。
それらを撮影することも、菜園と共に楽しみの一つです。