三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

東大に入った!

2005年10月28日 04時37分28秒 | Weblog

って、バカなことで喜んじゃって、まったく。
すいません。
実は、先日25日に東大本郷にある「一条ホール」という場所で
「ヨーロピアン・ウッド・デー」というシンポジウムが開かれ、取材に行ってきたワケなんです。
この催しは、木材資源を世界に輸出しているヨーロッパ各国が共同で行っている輸入拡大促進のためのイベント。
日本人に働きかけていくのに、日本人がもっとも弱いブランドである「東大」をこっそり利用していることが明らかで、
う~む、なかなかやる。 こんなかたちでわたしもすぐ喜ぶ。完全に彼らのペース。

これは昨年も行われており、昨年は北海道室蘭工大の鎌田紀彦教授もシンポに参加していました。
テーマは、木材利用は地球環境にサスティナブル。もっと木を利用しよう、ということ。
たしかに、ヨーロッパ各国はたくさんの木材を輸出していながら、森林面積を年々増加させつつあるということ。産業と地球環境の調和には、建築材料のメインを木質材料に転換することが肝要だ、というワケなのです。
ヨーロッパの木造建築技術、とくに集成材をつかった大型建築がいま、大きく進歩してきています。シンポでもそうした事例がふんだんに紹介され、各国都市のランドマーク的な建築が木造に置き換わっている様子が報告されていました。

昨年からの1年間で、主要な問題点であるヨーロッパと日本との木材基準の違いの調整が進みつつあるという報告がされていました。北米と日本のあいだでは、定期的な調整の場があったけれど、日欧の間ではなかったそうです。
ことしのイベントの後援に、国土交通省など日本の当局も名を連ねていて、そうした事実が確認できました。

シンポのなかでも、また記者会見などでも取り上げられていましたが、洋の東西を問わず「性能とデザイン」というテーマがインターナショナルな住宅建築の基本テーマ。
リプランも、こうした取り組みには賛同する部分があり、また最新のヨーロッパの木造デザインを誌面で紹介するという点でも、読者・建築関係者などにメリットが多いということから継続的に取り上げていく予定です。

ということで、記載内容がタイトルとあんまり関係がない点を、ひらにお詫びいたします。 許してください。
コメント
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