先週18日は、以前から触れてきた
「東北住宅大賞」の表彰式典が仙台で行われました。
写真はJIAの仙田満会長による講演の様子。
地球環境問題を正面から考える建築的取り組みについて、触れられていました。
まさに言われるとおりと思いました。
そして、こういう時代であるからこそ、
とくに寒冷気候の東北で始められたこの賞が、
暖房冷房のエネルギー削減努力、CO2削減の具体的追求などの
まさにそういう時代の大きな志向性に対して、その最先端で、
エコロジカルで、高品質なデザインを考える
まさに地域建築家の答えを示すものになって欲しいと思います。
引き続き行われた住宅建築のフォーラムでも、
審査員としてのまとめ的な仕事としてコメンテーターを務めました。
今回の住宅賞では、わたしは「北方圏住宅」としての視点、
というものを審査の中に反映させていく役割が求められていたものと考えています。
そしてそのことと同時に、それはユーザー視線での住宅評価にも繋がるのでは、
とも考えながら、勤めさせていただきました。
このふたつの役割、果たして思ったようにできたのか、
いろいろな思いがありますが、
しかし、古谷審査委員長を始め、多くのみなさんのサポートをいただき、
無事に役を終えることが出来ました。
ほっと、ひと安心と思っているのですが、
第2回となることしの審査委員もひきつづき、やれとのこと。
まぁ、乗りかかった船なので、
前記したようなスタンスで、ことしも勤めさせていただこうと考えております。
本日は、岩手県奥州市水沢で住宅ビルダーさん向けの講演。
東北電力さんの主催でのもの。
で、昨日千歳空港から飛行機に乗り込もうとしたら、
なんと、JIA東北支部のみなさんとバッタリ遭遇。
聞いたら、台湾の建築家グループとの交流からの帰りと言うこと。
時間的に成田よりも、千歳の方が都合が良かったと言うことで、
台湾~千歳~仙台、というルートだったのだとか。
つい先日、この授賞式で顔を合わせたみなさんだったもので、
そういえば、この授賞式について書いていなかったのを思いだした次第です。
それにしても、人間、動き回っていると、思わぬところで出会うものですね(笑)。