さて、水沢での講演のあと、ありがたくも慰労の席を設けていただき、
なんともうれしい体験をいたしました。
そう、あの前沢牛を、お腹いっぱいいただいてしまったのです!!
お話もそこそこに、とにかく出される料理がすべて大満足。
最初はすきやきです。
調理の仕方は、そのお店で違いがありますが、
こちらでは油を引いたお鍋に先に野菜を敷き込んで、
そこにスープとたれを流し込んでから、前沢牛を乗っけてふたをします。
うまみを逃がすことなく、肉のうまみを全体に染みこませるのですね。
いやはや、箸の進むこと、すすむこと。
肉と野菜、ひとはしで取り上げて、口に豪快に運びます。
前半のすきやきだけでもお腹がパンパンに張ったのですが、
中休み後、今度はしゃぶしゃぶの大攻勢!
「え、もう、お腹いっぱいで・・・」
なんて思っていたのは、ほんの数十秒。
箸を向け始めたとたんに、もう止まらなくなってしまいました(笑)。
かろうじて、肉ばかりでなく、野菜をたくさん食べようと決意するのが精一杯。
ところが、やはり肉のうまみがたっぷりとしみこんだ野菜は、
いくらでもお腹にしまい込まれていきます。
いきおい、お肉も引き込まれるように入っていく。
いやはや、至福のような時間で、今思い出しても夢としか思えません。
前沢牛、感謝の念で、幸せ一杯でございます。
ここで前沢牛のご紹介。
前沢牛(まえさわぎゅう)は岩手県奥州市前沢区で肥育される黒毛和種の和牛。
霜降りに代表される高級牛肉として知られる。
1980年代には全国肉用牛枝肉共励会にて連続して名誉賞を獲得。
折からのバブル景気で消費の高級志向が強まっている中、
一気に前沢牛の地域ブランドが浸透した。
松阪牛などでさえ、ブランドの確立に年月を掛けたことを考えれば、
知名度の浸透の速さは異例ともいえる。
今回いただいたお店は、老舗の「ささ忠」。
JR東北本線水沢駅から徒歩15分。0197-23-3621。
使用する肉は前沢牛をはじめ全て4等級以上の特選牛、
メニューはすき焼きとしゃぶしゃぶのみ。
1階は精肉専門店、2階が食事処の特選牛専門店。
ということです。
すきやきにはうどん、しゃぶしゃぶにはきしめんの締めが来るのですが、
さすがに両方は無理でした。
でも、きしめんはなんとか舌鼓を打つことが出来まして、
たっぷりのうまみにただただ、感嘆しておりましたです。
食事後は、雲の上を歩くがごとしで、我が身の果報をかみしめていました。
ああ、うまかったです・・・。
どうも、身も世もなくなってしまいました、ですね(笑)。