すっかり忘れていましたが、
実はわたし、プレジデント社の「Famiiy」誌6月号で取材を受けて掲載されています。
「親子の「困った!」すべて解決70問」という特集を組まれていて、取材を受けた次第。
その特集の中に「近隣騒音」問題があり、そこに登場しています。
現在書店で販売中ですから、参考までにごらんいただければ幸いです。
こういうブログとは違った発表の場なので、
比較的自由に表現できたと思っています。
なぜ思い出したかというと、
住宅クレーム110番の方に寄せられた投稿をチェックしていて、なんです。
まぁ、毎日のようにこうした悩みが寄せられます。
いろいろ、建築的解決法から話し合い手段を探る手だてまで
提案もしてきているけれど、一向に浸透しない。
なかなか、単純な解決策は見あたらないし、事情自体は個別的。
この問題って、そういう部分を持っているんですね。
で、たまたま本日寄せられた投稿の中に
「ほとんどの共同住宅の半分以上が抱えてる問題だと思うのに
何故改善されないのでしょうか?」
という部分があったのです。
言われてみて、なるほどその通り。
この問題、被害を受けている立場も、出している立場も、
同様に「個人として」、放り出されているに等しい立場なんですね。
わたし自身でも、賃貸アパート・分譲マンションと
経験してきているけれど、公共的な問題として社会的に提起されることは少ない、
と感じてきています。
わたしの場合は、無意識な解決法として結局戸建て住宅を選択したのですが、
多くのみなさんがそのように解決できるわけではない。
とくに首都圏のみなさんには、逃げ場があるものでもない。
NPOを立ち上げて10年近く、HPで住宅問題を考えてきた立場から言えば、
この問題、そろそろ、国の機関が本腰を入れて
取り組んでいくべきなのではないかと思われますね。
いまは政府は、目先ばかりで迷走している状態だけれど、
この問題はすでに国民的な大問題。
であるのに、論議の場も用意していないというのは、
政治家・官僚組織とも、怠慢の極みなのではないかと思うのです。
というようなことを思案し続けております。
なにか、ご意見をお持ちの方、お聞かせいただけないでしょうか?
どうかよろしくお願い申し上げます。