三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

応援したくなるキャンペーン

2008年05月26日 06時03分31秒 | 出張&旅先にて
負けましたね(笑)。
今回は岩手県安比高原から車で仙台まで戻り、
そこから新幹線で東京に移動したんですが、
高速パーキングエリアで、なにげに目に飛び込んできたのが、
ごらんのボード広告看板。

どうも、こういうめんこい子どもを使われると弱いのは
広告の基本中の基本ではありますが、
わたしはもう、無条件で降伏してしまいます(笑)。
でも、この手できたか! という爽快感があって、すばらしい。
あ、わたし、基本的には広告畑出身なので、
広告手法的な部分で、そのコンセプトとか、考えたりするワケなんですね。
ヒットする広告って、色々な条件が重なり合ってのものなんですが、
そのなかで一番大きいのが、
いまの世間の感覚っていうような部分に対する感受性。
そういう条件のなかで、いかにして与えられた広告主の条件にマッチした
訴求ポイントを打ち出すか、が最大の考えどころなんですね。

この広告主は「半田屋」さんという仙台発祥の大衆食堂。
まぁ、安くて、腹一杯食べられますよ、
というわかりやすい企業メッセージを持った会社なので、
きわめてオーソドックスにいっても、メッセージ性は強いとは言える。
イメージ的に「どんぶりめし」というものがあって、
それを引き立てる脇役に、このめんこい子どもの表情を持ってきたのですね。
うん、いい、うまい!
とくにこどものほっぺたに御飯粒がくっついている辺りの
自然な演出がまことにハマっている(笑)。

この宣伝広告、いつ頃から始められたかはわかりませんが、
どのような反響になっていくのか、
興味が湧いてきますね。
国が進めている「メタボ」撲滅キャンペーンに対して、
「メガ」メニュー流行、というような反発の流れが出てきていますが、
この子どもの笑顔には、「メタボ」撲滅キャンペーンをまとめて粉砕するような迫力がある。
まぁ、それはそれ、なんですが(笑)、
なんとも応援したくなるキャンペーンです。

コメント
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