わが家のお風呂は、ユニットバスではなく、
左官仕上げで造作した上で、浴槽を据え置いたもの。
1991年新築ですから、22年経っていますが、
その当時流行っていたジャグジー噴射タイプのものです。
なんですが、実は工事の時にいろいろトラブルもあって、
仕上がってみたら、なんとジャグジー装置がメンテナンスできない場所に入ってしまっていた。
それが、コンクリートブロック造の部分で、修正するには
ブロック構造の一部を解体しなければならない、ということに。
「で、どうしますか?」と問われて、
「わかった、しょがないから、ジャグジー装置が壊れたら、諦める」
と、即決した覚えがあります。
まぁ、そのほかにも施工店のいくつかの失策があって、
一回、やり直してもいたのです。
なので、その上やり直しさせるのに忍びなかった、ということだったのです。
そういうことだったのですが、
このジャグジー、ヘタにさわれない設置だったことが幸いしたのか、
22年間、なんとか働いてくれております(笑)。
まぁ、ときどきはへそを曲げてウンともすんとも言わなくなるのですが、
2~3日すると機嫌を直してくれる。
しかし、さすがに最近は、暴走運転したりもしているので、寿命かもしれません。
でもまぁ、機械としては、長寿だったといえるのでしょう。
そんなお風呂でありますが、
むしろもっと単純な方がイカレてしまった。
プラスチック製の板と縁にゴムを回していた風呂ふたの
外周のゴム部分がはずれてきて、どうやら寿命であります。
まぁ、22年間ですから、人間の体もいくつかガタきているし、
やむを得ないでしょうね。
ということで、土日を利用して、風呂ふたをなんとかしようと思案。
で、思い起こしたのが、写真の風呂ふた。
福島県いわき市の、木造応急仮設住宅取材の時に見かけたヤツ。
これは、ヒノキ製でして、
被災者のみなさんが少しでも気持ちのいい生活を営めるようにと
北陸の方の木材生産者のみなさんがプレゼントしたもの。
取材時に、そのいい香りがなんともいえず癒されたことを
そのエピソードと共に、思い起こしたのです。
「あぁ、あんなヤツがいい」という方針に即座に決定しました。
ということなんですが、誰でも考えることは似ているようで
最近はDIYショップでも売っているという情報を得ましたので、
手作りで、という方針から、より簡便な方針にしたがって、
あちこち、買い物に行ってきたいと思います。
首尾よくゲットできるかどうか、うまくいったら、あすご報告致します。
ダメだったら、・・・さて。