三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【許認可電波メディアでの五輪マラソン札幌ディスり】

2019年11月03日 07時14分07秒 | Weblog
いまの時代は転換点なのだとつくづく思わされる。
これまで情報の庶民的「ホンネ」領域をほぼ独占的に担っていたテレビが
インターネット上の「炎上」にさらされることが常態化してきた。

11月1日放送された「ミヤネ屋」という昼間の情報バラエティで、
東京オリンピックマラソンの東京から札幌への会場変更が
話題として取り上げられ、そのなかで司会者の宮根某という人物が
どういう心理からなのか、いかにも上から目線で、
勝手に予測した札幌のマラソンコースをディスりまくったそうです。
娘から送られてきたリンクで動画を確認させてもらった。
「放送するアナウンサーは、青い空、白い雲くらいしか言えない」
「最寄り駅から40分もかかる、ありえない。年寄りや子どもも応援したいだろうに」
「東京だったら、東京タワーですとかランドマークを連呼できるけど、
こんなところでは、なんもアナウンスできない」
その上マラソン選手経験者に「それで、札幌にしたら日本選手に有利か?」
と質問し「そうとはいえない」と答えられたら、
それならまったく意味がないというようなコメントまで発していた。
本来競技は公平であるべきで日本に有利不利はあってはいけないコメント。
・・・いずれにせよ、決まってもいないコースを勝手に酷評していたとのこと。
「全国放送」なので当然札幌北海道でも放送された。
きのう夫婦で買い物などに出掛けている途中に札幌在住の娘からLINEで
怒りまくりのコメントが送られてきていた。
一応札幌には190万、北海道では550万人口がある。
これって地方地域への反感助長ではないか? なんとも悲しい。

わたしは東京・横浜圏に学生時代から8年以上住んでいたので
それなりの地域感情というものもわきまえているつもりだけれど、
8月初旬の猛暑について地域として誰もが体感的に理解している。
そのなかでの過酷なマラソンレースは相当危険だということは一般常識。
このことは、そういう判断基準が第1であるべきだろう。
競技を管理するIOCはアスリートファーストの結論を下したということ。
札幌はこのことにどういった意味でも関与はしていない。
本来「全国メディア」であれば、IOCに対して意見を言うのならわかるが、
それがなぜ、たまたま名前が挙げられた同じ日本の地方地域を
ディスる方向に向かうのかが理解出来ない。
こういう地域へのディスり放送が、当該放送局自前で得た権利でもない
国民全体の所有権である電波の、単なる「許認可」放送局でなされている。
まぁ、誰でも口が滑ることはあるので許せないというものでもないけれど、
わたしも娘の怒りがよく理解出来た次第です。
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