わたし、「北海道における中古住宅流通促進方策検討委員会」
っていう一回聞いたくらいでは、なんなのか不明な審議会の
委員を北海道から委託されております。
ということで、月に1回程度、その委員会に出席しているのです。
先日、19日仙台への移動の前、時間のスキを縫うように出席しておりました。
何日か前にレジュメを郵送していただいて、ほとんど見る時間はないなかで
一応、目は通して見てはいたのですが・・・
なんか、ほとんど理解できない。わたしは日本人だったのか、本当に
って、不安になるほど書かれた文章から生きた現実が見えてこない。
で、同じ委員の方から、って、志田真郷さんというリプランでも執筆していただいている
住宅マーケッティング専門の方から指摘があるまで
恥ずかしながら、どうにも論点も明確に認識できずにおりました。
で、志田さんからの意見具申というのは、
「そもそも、中古住宅流通を促進させる、ということの意義はなにか」
という至極まっとうな、基本的なことでした。
どうにも、そういう視点が見えずにいたわけなのですね。
物事でいえば、基本的な目標が論議されず、そこにいたる
やり方だけが論議されている、という具合だったのです。
そこではじめて、わたしとしての意見や提起しなければならない論点などが
くっきりとしてきて、いろいろ意見具申をしてまいりました。
いや、審議会委員のお仕事などは安易に引き受けるべきではなかったな、
という自責の念に駆られていた自分から、やや脱出できまして、
方向が見えて、残された機会には、もっと積極的に意見を申し上げたいと
思えるようになりました。
こういうことって、けっこう多いのではないでしょうかね?
そもそもの目的やら、基本的な論議がみえないまま、
やたら枝葉末節のことばかりに時間を割いてしまっている。
考えてみれば、そういうところが日本的と、いえば言えないこともないのだろうか、
という思いを抱いた次第です。
<写真が適当なのがありませんでした。先日の壁の中編の、窓まわり写真を掲載します。>