わが家は札幌の都心から約5kmほどの位置にあります。
比較的閑静な住宅地です。
この写真はわが家が建った頃の、1階窓からの周辺の眺望。
写真左側に見える木々がありますね。
これは、隣の家の庭一杯に植えられていたものでした。
また、家の前にもシンボルツリーを1本植えて、
ここからの眺めだと、緑一杯。まるで森の中のような雰囲気。
知り合いの建築家の方から、この写真を見て
「お宅の家の近くの土地を紹介して」と頼まれたことがあるほどでした。
「そうだよ、家って、庭がなければ家庭にならないよなぁ」って喜んでいました。
職住一体だったので毎日24時間が美しい眺望とともにあったのでした。
しかし、そこはやっぱ、街中での眺望。
隣家がずっと不変であるということは保証できませんね。
3年ほど経過してから、隣家が売りに出され、なんと更地にされて庭木は
きれいさっぱり伐採。
その後、新築されたお宅は道路側を遮蔽して、中庭を楽しむプランを採用されて
こちら側の眺めは、壁に一変してしまいました。
その上、わが家のシンボルツリーも日射条件があまりよくなかったのか
徐々に立ち枯れてしまったのです。
新芽の頃から、真っ赤な紅葉の時期まで年中楽しませてもらったのですが、ね。
その後は、しょうがないここは街中なんだ、
という諦めから、こうした眺望は断念して、ひたすら仕事スペース増築など
機能性に考えを改めて、敷地を利用してきました。
たまたま、こうして写真に残しておいたので
ときどき、ため息をつきながら眺めている次第。
現代都市生活では、外的な要因など
やむを得ない変化が多いものなので、なかなか眺望などの要素は難しい。
都心地区のマンションで、眺望権ってときどき争われますが、
戸建てでは、しょうがない部分。
まぁできるとすれば、市街化調整区域のまわりに土地を求めるくらいでしょうね。
でも、やっぱ、こういうような家にホントは暮らしたいよなぁ、ってね。
なんか、愚痴っぽくって申し訳ありません。