仕事での付き合いが長かったSさん。
この度、めでたく一流企業を定年退職されて、
実家で農業をやっていきます、という楽しいお知らせ。
で、幅広く営業人脈を開拓されていたので、
生産しているお米の販売について、全国各地に販売ルート(?)を自力構築。
いろいろな飲食店なども知り合いが多くて、
直売でさばいていっているようであります。
わたしも、個人の分をお願いしまして、先日30kg相当が届きました。
で、送金したのですが、
郵便局では「振り込み」ができないということを初めて知りました。
銀行業務を郵便局に認めるときの政治的駆け引きで
銀行業界に配慮した結果なのでしょうね。
しかし、面倒なのでやはり銀行から振り込むことにいたいたしました。
いろいろなリタイアメントのかたちがそれぞれにあります。
わたしの年代なので、ことしはとくにそういった話を聞くことが多い。
まぁ、わたし自身は死ぬまでではないまでも、
元気な間は頑張っていきたいと思っていますが、
サラリーマンを選択してきたみなさんにとっては、
やはりこのリタイアは大きな人生の転機。
ただ、高齢化時代を考えると、一概に年齢による退職というのは疑問ですね。
感覚的で申し訳ないのですが、
昔の、60歳以上の年齢人口が極端に少なかった時代とは
まったく時代が変わってきているのですから、
もう少し、弾力的な体制を考えた方がいいのではないか。
どうも年齢って、いまの60歳って昔、というか20~30年前で言えば、
ようやく40~50歳くらいのものではないか。
いまや人生80年時代なのですから、社会システムも変わるべきなのではないか。
自分自身で考えると、たしかに休養は必須で、
1日14~15時間の労働はきついなぁと思うのですが、
それでも、朝は早くパソコンに向かって2時間は仕事してから
事務所に出て、おおむね9時間は働いている。
さすがに朝が早い分、夜はまったくダメで、休養~早寝は必須という生活。
考えてみれば、10時間近くは働いている計算(笑)、ではあります。
まぁ、もう少しペースダウンはしていくでしょうが、
体力的には、自分自分をコントロールしながら働いていく方が、
社会全体として考えても、有意義なのではないかと思えてなりません。
そんななかでは、Sさんは
まことにうらやましい環境条件をお持ちだと思います。
宮城県北部の農家という、しっかりした社会的基盤があり、
健康に留意しさえすれば、労働していけるというのですから、
大変素晴らしい。
大いに第2の人生を有意義に愉しんでいただきたいと祈念しています。