ブログ開設3周年企画
⑲中庸を保つ
以前、アップした。記事です
★★ 2020年12月 ★★
宥座の器(ゆうざのき)
この道具の意味は、
入れ物が空っぽだと傾き、程よく水が入ると真っすぐに立ち、満るとひっくり返ってしまいます。
【中庸の徳】を教えています。
大阪はついに赤信号が点灯しました。
コロナ禍でこの1年をバタバタと過ごしてしまいました。
改めてこの1年を振り返り、己の覚悟を確かめます。
精神年齢60歳までに他者(自然、動物等も)から学び、精神年齢が60歳になったら、それまでの経験、知識を整理して、自分を見つめる時間を増やし、これまでの人生を整理する。
めったやたらと人の意見を聞きたがらない、〇〇講座に入り習い事をする時はよくよく考えてから始めよう。
70歳でも精神年齢は40歳、40歳でも精神年齢は60歳の人います。
コロナパンデミックで外出自粛、常時マスク(ヨガの教室でもマスクをしてヨガです)で生命エネルギーが低下しているのか些細な事が気になったりイライラしてます。
最近のリコは嫌な事が重なりイライラしたり、落ち込んだり、寝付けなかったりで、生命エネルギーの下降現象です。
リコの精神年齢は60歳に成ってない事を確認している日々です。
『シナン』上下巻の本の中に詩人のザーティーの素晴らしい詩がありましたので紹介します。
・・・孤独は人を賢くする・・・
p98
独りはよい何故なら独りの時に
多くのものは
その人のもとにやってくるからだ。
哀しみも
それに耐える分別も
哀しみは人生の伴侶であると
その分別がおまえに
教えてくれるだろう
そして
老いもまた
その人が独りの時にやってくるが
神もまた
その人が独りの時に
その人を訪れる
孤独は深い泉である
汲んでも汲んでも
それは神の英知のごとく
尽きることがない
・・・人は旅人である・・・
p284
いつまでも
あると思うな黒い髪
あると思うな心の炎
旅人の髪は
旅の途中で白くなる
旅人の心に燃える炎も
旅の途中で消え果るつ
恋さえも
ああそして憎しみさえも
旅の途中で枯れていく
それを哀しむ心さえも
野の風のように
どこかへ行ってしまう
ああ、それでもなお
それでもなお
人は旅人である
人は旅に向かって足を踏み出す
ああ
御神よ
御神よ
旅は今もなお
老いてなお青葉萌え
青葉風にきらめき
まだわたしを
野の果てに誘うのである
夢枕 獏著 『シナン』上下巻