雅と私
2022-04-15 | 短歌
最近、「水曜サロン」で口語短歌の勉強をさせていただいています。
通常は文語で歴史的仮名遣の短歌を詠んでいますが、口語短歌では違うアプローチを色々、試しています。
今朝、「水曜サロン」に投稿したリコの短歌に付いて、主催者のポエット•Mさんのご提案に付いて考えました。
散歩の時に、10mはあろうかという桐に紫の花が満開でした。
散歩を続け、少し汗をかき、足元にはタンポポ、つつじが咲いていた。それを詠みました。
わざと時間差を詠む練習をしてみました。
紫の桐の花さく
薄っすらと汗かき歩きタンポポつつじ リコ
ポエット•Mさんの添削、
桐の花 雅に香る道ゆけば
鳳凰とまる 伝説思う
リコは桐が鳳凰が止まる木とは知りませんでした。
ポエット•Mさんの添削を見て、私の歌はせっかく、見事な桐の花を見たのに、タンポポ、つつじでは余りに庶民的ですね。
リコは短歌を詠む時に自分に引き付けて詠むことを心がけて居ますが汗かき歩くは庶民的過ぎますね。
ポエット•Mさんのご提案の鳳凰伝説を詠み込むとすると 3、4句と結句に工夫がいると思います。
桐の花
雅に香る
紫の
花影にとまる
鳳凰浮かぶ リコ
ポエット•Mさんは「香る」を連体形として詠まれた。
リコは終止形として詠み、2句切れにしました。
結句の「浮かぶ」がまだしっくり来ませんが、以上の様に推敲しました。