リコの文芸サロン

文化、芸術、手芸など人生を豊かにする情報発信ブログを始めました。より良いブログに育てるためにコメントなどお寄せください。

追想:トルコ旅行・⑨

2021-06-21 | 日々彩彩
トルコ、最後の日、2011年6月24日です。

トルコ海軍は
明治23年(1890年)9月16日に颱風に遭遇して和歌山県の串本沖で遭難して海軍少将以下587名が殉職、生存者わずか69名と言う大海難事故になりました。
この遭難に際して、当時の大島島民は不眠不休の救助に当たり、日本全国から多くの義金、物資が寄せられました。

この事からトルコ国民は日本人に対して大変に親しみと感謝を持っているのです。(この遭難は教科書にも載っているそうです。)
トルコ旅行中は各地で「日本人ですか、写真を一緒に撮ってください」などと親し気に何度も話しかけられました。

★アヤ・ソフィア
360年に、コンスタンティヌス二世によって創建、キリスト教の聖堂として建てられたが、オスマン帝国が征服してからイスラム教のモスクに成った。



16世紀にキリスト教のモザイク画は漆喰で埋められた。
トルコ共和国時代に修復されています。
2階には多くのモザイク画が遺る。
2階に上がるスロープは要人を馬に乗せて上がらせていたので階段ではありません。



ビザンチン芸術の最高峰と名高い「ディーシス請願」、中央・キリスト、左・マリア、右・洗礼者ヨハネ



2階から見下ろします。
右の直径7.5m円盤は唯一神アッラー、左は預言者ムハンマドと書いてあるそうですが想像も付きません。



土産物店の手書きの女性の職人さん。

★地下宮殿
ビザンチン時代に造られた大地下貯水池。他の遺跡から持って来た柱を使っているので横向きや、逆さに成っている顏が不気味です。






薄暗い内部に不気味さを感じていたら太陽に当たらないからか真っ白な鯉の様な魚が泳いでいた。

★グラン・バザール
4000件もの店が並びイスタンブール最大のマーケット。
金銀細工、宝石、トルコ絨毯、革製品の市場と言うよりは高級な商店街です。



シルクのスカーフ

飾り皿のようです。



★アガサクリスティーの小説に出て来るおなじみのオリエント急行の終着駅のシルケシ駅(右上のピンク色のマーク)のレストランで夕食。
煮詰まっていたので味はいまいちでした。トルコで美味しと思う料理は無かったです。
一番のごちそうは青い空と海、数々の美しい建物と人々の親密さです。






ウェーターも駅員の扮装で飲み物のサービスをして駅舎を演出してます。

★ブルーモスク
17世紀初めにアフメット1世によって建てられたイスラム寺院。
巨大なドームの周囲に立つ6本のミナレットが印象的です。



まだ、ツアーの1番の目玉 ボスボラス海峡のクルーズ、トプカプ宮殿など紹介したいので最終回に続きます。





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カラス瓜の葉

2021-06-19 | 日々彩彩
★カラス瓜の種が生えてきたかな⁉️
昨年の10/30にキキさんに貰ったカラス瓜の実を潰して種を鉢に植えた。
忘れていたら、何か緑葉が生えている。




ネットのカラス瓜の葉とリコの鉢と同じだから多分、カラス瓜だと思う。
経過観察だね。

ネットのカラス瓜の葉


リコの鉢の葉と同じだね。

今の鉢


キキさんがカラス瓜の開花の写真を昨年、送ってくださつた感動を今も覚えています。

ネットで写真をお借りしました。

つぼんでいる花が一晩で咲いて散る。その神秘に感動しました。



6月1 日には椿の挿し木が2本芽生えてる。まだ、からす瓜は芽生え始めで気がつかなかった。

昨年、キキさんからいただいたカラス瓜の種です。
形が布袋様に似てるので金運のお守りとして人気です。


居間の棚に飾っております。


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アポロ11号の月面着陸

2021-06-15 | 日々彩彩

1969年7月20日にアポロ11号が月面に着陸し、人類の足跡を残しました。




ケネデイ大統領の発案で10年前の1959年に計画はスタートしました。
惜しくもケネデイ大統領は1963年11月22日にテキサス州ダラスで暗殺され人類の月面到達を見ることが出来ませんでした。



月面着陸から5年後にリコは1974年にアメリカに行ったのに月面着陸の話題は全く有りませんでした。

当時はウオーターゲイト事件・・・共和党のニクソン大統領一味が起こした民主党本部への盗聴事件で1974年8月9日にニクソン大統領を辞任に追い込んだ。その時リコはニューヨークにいました。
新聞の大見出しを今も覚えています。

ベトナム戦争(1955年11月1日~1975年4月30日)
リコがアメリカに滞在していた時もベトナム戦争の最中だったのだ。


2013年11月にベトナムに行った時、リコはアメリカ大使館の屋上に上がりました。
この屋上からヘリコプターで虐殺を恐れた南ベトナム人が大挙して脱出する場面を思い浮かべました。




写真はネットよりお借りしました。
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玉と拾はむ

2021-06-14 | 奇貨譚

ブログ開設3周年企画

最終回:玉と拾はむ

リコは短歌をしていますが、鹿児島県の鹿屋市の特攻基地から飛び立ち戦死した息子を偲ぶ老夫婦の想いをなんとか伝えたいと思い7首目に詠草しました。

今回で3周年企画は終わりますがまだまだ皆様に読んでいただきたい記事が在りますので、「奇貨譚」(役に立つもの)と言うカテゴリーにまとめ置きますのでお読みくださると嬉しいです。

★★2018年8月★★


私が改めて万葉集を読もうと思ったきっかけは里中満智子先生のコミックス「天上の虹」全23巻を先生は完結されるのに32年かけたと知り、その熱意、意志の強さに感動してさっそくアマゾンで全23巻を購入して読みました。

「天上の虹」は大化の改新の645年~702年の天智天皇の第二皇女、「うののさらら」後の第41代、持統天皇の物語です。全巻に万葉集の歌が引用されています。

改めて万葉集を読んで心に響いた言葉を元に詠草しました。
特に7首目の特攻機に乗って鹿児島県の鹿屋基地から飛び立って戦死した息子を思い基地跡を訪れた老夫婦の話を読んで下さい。

玉と拾はむ      涼風

〇万葉集の心にしむる言の葉に種々の思ひの湧きいづる宵

〇磐姫(いはのひめ)の切なる心に知る言葉「わが黒髪に霜の置くまで」           

(万葉集の87参照 「ありつつも君をば待たむ打ち靡くわが黒髪に霜の置くまで」) 

〇待ち人の来たらぬ痛みよみがへり涙せし日々青春と言はむ

〇高市皇子(たけちのみこ)のなすすべもなき嘆き満つ「汲みに行かめど道の知らなく」  

(万葉集の158番参照 「山振(やまぶきの)立ち儀ひたる山清水酌みに行かめど道の知らなく」

「黄色い山吹の花が咲いているという泉の水をくみに行きたいけれどそこへ行く道をわたしは知らない」・・・山吹の花の黄色と泉とで黄泉の国(死の世界)を表わしている。)

〇政争に翻弄されし薄幸の十市に会はむ黄泉の国とて(十市皇女・とをちのひめみこ)

〇東歌に知りたる恋の切なさよ「君し踏みてば玉と拾はむ          

  (万葉集の3400番参照「信濃なる千曲の川の細石(さざれし)も君し踏みてば玉と拾はむ」と詠われていま す 。(信濃にある千曲川にある小石だって、あなたが踏んだ石なら玉として拾いましょう。)

古来、大切な人が触れたものには魂が籠ると言われています。

〇特攻機に乗りゆき散りし子の踏みけむ鹿屋の石を玉と拾はむ

(歌の元になった話は以前本で読んだ話ですが、鹿児島県の鹿屋市(かのやし)の元特攻基地での話です。

鹿屋基地から特攻機に乗って飛び立ち戦死した息子の踏んだ石かもしれないと、基地跡へ乗ってきたタクシーの運転手さんに石を一つ頂いても良いでしょうかと老婦人が聞かれたそうです。ご夫婦の息子さんがこの基地から飛び立ち戦死されたそうです。

もしや、息子がこの地の石を踏んだかもしれないと大切そうにハンカチに包まれたそうです。老夫婦の思いに深く心を打たれました。)

〇わが生に何をか玉と拾はむや手触れしものに魂こもるとて

(私の人生でこのように真剣に魂籠るものと考えて自分の触れたものを考えたことが在りませんでしたが、今思うと日々のひと日ひと日が大切なものとして生きて行きたい。」

「游ひと日ひと日・・・毎日を大切に楽しむ)


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⑳ガンバ、グリックたちの冒険、余談⑤

2021-06-14 | 奇貨譚


ブログ開設3周年企画
⑳樹上の人


★★再アップ★★
②のグリックの冒険、④の冒険者たち、ガンバとカワウソの冒険の物語はとても大切な人生の智慧が沢山書いて、あります。
本の内容を詳しくは書きませんので皆様どうぞ物語に登場するネズミ、カワウソ、カモメ、カッパ、野犬らの会話を読んでみて下さい。

以前、リコが書いた英文を紹介します。
樹の上の人は樹下の人々にとっての未来と過去も同時に見れます。

飛び去った鳥。
       
             
                                             近づく虎
 
 鳥は飛び去ったので樹下の人々にとっては過去です。         
虎はこれから現れるので樹下の人々にとっては未来です。
樹上の人は鳥も虎も現在として見えています。


【All branches of knowledge】・・・知恵と経験の樹
Trees need deep and strong roots if they want to be wide and high trees,
もし、大きい樹に育ちたければ深くて強い根が必要です。
and we also need wide and deep knowledge for our growth.
そして、私達も自分の成長の為に広くて深い知識が必要です。
From the top of the big tree, we can see further than from the ground.
大きい樹の上からは根本に立つ人より遠くが見渡せます。
(根元に居る人々にとっては樹上に居る人の見ているものが自分に見えるまで時間差があります。つまり、根本の人にとっては未来を樹上の人は見ていることになります。 又、過ぎ去ったものは過去として根元の人にはもう見えませんが、樹上の人には見えます。)
From broad knowledge, we can see not only the past but also the future.
幅広い知識で私達は過去のみならず未来まで見通せます。
But do not forget the foothold!!!(でも足もとがおろそかにならないようにね)
I call this knowledge four dimensional knowledge which covers width, height,
depth ,and time.
(リコはこれを4次元の知識と名付けます。広さ、高さ、深さ、時間)
The trees suggest public and visible aspects, and the roots suggest personal
and invisible aspects.
(樹の根は公衆と目に見える局面を表わし、根は個人と目に見えない局面を表わします。)
                  written by RIKO

 


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