ロジェ・グルニエ『写真の秘密』
みすず書房の本は、シンプルな装丁のものが多い。
ロジェ・グルニエ『写真の秘密』も同じで、本を読むことに集中させてくれる。
表紙にはモノクロの写真。
三脚にのったクラシカルなカメラをのぞき込む、くわえタバコの男の横顔。
フィルムカメラの写真を夢中で撮っていたときの気持ちがよみがえってくる。
でも、エッセイの中に出てくるカメラはどれもとても古く、名前さえ知らない。
博物館の中に閉じ込められたような気分。
本を閉じ、表紙を眺めると、タイトルの山吹色が、ちょっとだけ現代に戻してくれる。(2012)
みすず書房の本は、シンプルな装丁のものが多い。
ロジェ・グルニエ『写真の秘密』も同じで、本を読むことに集中させてくれる。
表紙にはモノクロの写真。
三脚にのったクラシカルなカメラをのぞき込む、くわえタバコの男の横顔。
フィルムカメラの写真を夢中で撮っていたときの気持ちがよみがえってくる。
でも、エッセイの中に出てくるカメラはどれもとても古く、名前さえ知らない。
博物館の中に閉じ込められたような気分。
本を閉じ、表紙を眺めると、タイトルの山吹色が、ちょっとだけ現代に戻してくれる。(2012)