ロビンソン本を読む

本とデザイン。読んだ本、読んでいない本、素敵なデザインの本。

善良な町長の物語

2018-11-08 18:31:31 | 読書
アンドリュー・ニコル『善良な町長の物語』





 背表紙の静謐なたたずまい。

 表紙の大胆な絵。それでいて、まっすぐ突き刺さってくる、丁寧で清潔なタイトルの文字。

 無性に読みたくなる作りだけれど、帯に書かれた「ファンタスティックな純愛小説」が、甘くとろける世界を想像させ、そのうち読もうと敬遠していた。


 読んでみると、伝わらない思いのもどかしさ、ちょっと不思議なシチュエーションが、丹念に書かれている。

 思っていたほど甘くはない。

 はらドーナツくらい?


 装丁は土橋範彰氏。(2014)



コメント
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