ロビンソン本を読む

本とデザイン。読んだ本、読んでいない本、素敵なデザインの本。

ストーナー

2018-11-28 18:54:59 | 読書
ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』





 空気が感じられる。

 かすかな匂いがある。

 それはたぶん自分が好きなものだ。

 たとえば書店。和紙専門店。

 心地よい香りが、いつのまにか気分をリラックスさせているように、気づくと、心の中に小説の世界が入ってきている。

 この小説は、語り続けなくてはいけない。

 書店はこの本を常備すべきだ。


 カバーの紙の手触り、そこにかすかに見える、本の形をしたオブジェ、タイトル文字の凹凸、その深い墨。

 すべてが忘れがたい、大切なものとして記憶される。

 装丁は水崎真奈美氏。(2017)
コメント
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