荻原魚雷『活字と自活』
この本は、フリーライターの辛さがにじみ出ている。
著者が古本の中に、先人の悩み、生き方をみて共感し、救われているように、同じフリーランスという立場で、この本から教えられることは多い。
荻原氏の名前を初めて知ったのは、神保町で見つけた『古本暮らし』だった。
林哲夫氏の奥行きのある絵に、間村俊一氏の柔らかい装丁の本で、扉の隅に著者のサインがあった。
自信なげに小さく記された文字を見て、この人は女性だと思い込んでしまった。本の半ば、奥さんが登場するまでは。
上製本の『古本暮らし』より、並製で、どことなくフリーペーパーの匂いがする組み方の『活字と自活』の方が、荻原氏の文章には合っているかもしれない。(2011)
この本は、フリーライターの辛さがにじみ出ている。
著者が古本の中に、先人の悩み、生き方をみて共感し、救われているように、同じフリーランスという立場で、この本から教えられることは多い。
荻原氏の名前を初めて知ったのは、神保町で見つけた『古本暮らし』だった。
林哲夫氏の奥行きのある絵に、間村俊一氏の柔らかい装丁の本で、扉の隅に著者のサインがあった。
自信なげに小さく記された文字を見て、この人は女性だと思い込んでしまった。本の半ば、奥さんが登場するまでは。
上製本の『古本暮らし』より、並製で、どことなくフリーペーパーの匂いがする組み方の『活字と自活』の方が、荻原氏の文章には合っているかもしれない。(2011)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます