昨日の夕方には、まだ蕾だった
鉢植えの方のカサブランカが、
地植えのカサブランカよりも1日遅れて
今朝、その姿をあらわしてくれました。
昨日開花した地植えの方の
カサブランカの背丈は150cm程でしたが
↑ こちらの鉢植えの方は130cm程でした。
凛とした涼しげな佇まいのカサブランカは
どんなに見ていても飽きることはありません。
百合の花粉や強すぎるその香りがちょっと苦手
という方も時々お見かけしますが、
私はカサブランカの香りが大好きです。そして
自然児の私は花粉がついてもへっちゃらです
(今朝、水やりをしていた時に早速、しっかりと
両腕にオレンジ色のお印が付いていました(笑))
このように、大輪の美しい姿を見せてくれた
カサブランカですが、来年もまた同じような
花の大きさや花数を楽しむ為には、
球根を消耗させてしまわない為に、
なんと、あの美しい花を1、2輪楽しんだあとは
すぐに根元から10枚ほどの葉を残し、
消毒した刃物で茎を切ってしまい、お礼肥を与え、
そのあとも一ヶ月おき位のペースで肥料を与え、
秋に掘り起こす、という事を、カサブランカの球根を
購入した会社のスタッフから伺いました。
私はそれを知ってショックでした。
球根は年々小さくなる、又は分球するということは
知識として知っていたのですが、
カサブランカに限らず、殆どの球根というのは、
花を楽しんだあとは涼しくなった頃に掘り返して・・・・
という事を続ければ毎年、花を咲かせてくれるものと
思っていました。
というのも、私の父は植物を育てるのが上手な人で
私が小さい頃からよく庭で、花、木、そして
実のなる野菜や果物を沢山育てていたので
私も植物達の成長と共に、四季折々の草花の変化を
楽しみ眺めながら成長しました。
父は、チューリップも、水仙も、そして その他の、
百合よりも もっと もっと 小さい球根達も毎年、
花後、時期を見て丁寧に掘り返しては
翌年また同じように植えなおしていました。
私は、といえば毎年綺麗な花が咲いているのを
当たり前のように間近で確かめていました。
そんな長年の暮らしが知らぬまに染みついていたので、
蕾は最初に1つ2つ残して、あとは花を咲かせないで
切ってしまう、と伺った時、無常を感じ
哀しくて、複雑な気持ちになりました。
(その方曰く、チューリップなどは1年ものと
お考えになった方がいいです、とのことでした)
私はカサブランカの特大球根を2つ購入したのですが、
地植えしたものに茎が2本、
鉢植えしたものにも同じように2本の茎が伸びたので
不思議に思って、購入元にその事を伺う為に
電話を入れました。その時に、
ゆりの花が終わった後の球根の手入れも伺った所、
このような全く思いがけないことを伺ったので
勿論、勉強になったのですが、ショックでした。
因みに、私の様にカサブランカの特大球根のご購入を
この秋に考えていらっしゃる方がおいで でしたら、
私の経験上、ご参考になればと思い綴りますが、
私の購入した特大球根は、見た目には
1つの大きな球根に見えていたものの、
球根の中では2つに分球していたようです。
球根を出荷する時には、その球根の直径を測り、
大、中、小と分けて袋詰めするとの事でしたが、
特大の球根といっても、このように
球根の中では幾つかに分球している、ということも
何ら珍しくないようです。ですので、皆さんも
もしご購入された大きな1つの球根から、
茎が複数出てきても、ご安心なさって下さいね。
我が家のカサブランカは、地植えにしたものも
鉢植えにしたものも、本来はそれぞれ1本づつの茎が
たまたま、仲良く(?)それぞれ2本づつ出てきましたが、
ご覧頂いているように、だからといって、病弱だとか
茎が細いとか、花が小さいとか、花が少ない、と
いうこともなく、この様に元気に
スクスクと育ってくれています。
電話を切ったあと、私が下した決断は・・・・・・
(即決でした。というより
ご担当者とお話をしている時から既に
私の心は決まってました)、
球根の体力は消耗してしまって申し訳ないけれど、
地植えの茎にしっかりと、立派についている12個の蕾と
鉢植えの茎にしっかりと、立派についている14個の蕾は
アドバイス頂いたように
全て取ってしまって、切り花にしてしまう、のではなく、
このまま自然の中で 太陽、風、雨を感じて貰って
全員に咲いて貰うことにしました。
(何故か? 鉢植えの方が、お花は2つ多かったです)
勿論、花が終わった後には、ちゃんと、お礼肥を与え、
そのあと、秋、冬までには引き続き肥料や水など
よりカサブランカに心を向けて、心を込めて
手入れを続けて行こう、と思いました。
そして、カサブランカの球根達に、
エネルギーがまた貯えられるイメージを重ねて、
何より私が、カサブランカのことを
信じてあげようと思いました。
今回のことを通して私は思いました。
植物に限らずとも、私達人間の心を豊かにしたり、
物質的に潤してくれるもの、
そして瑞々しい生命の後ろには
知られざる陰の部分があり、
私達が生かされていることというのは、
このような犠牲の上に
成り立っているのではないか、と。
だからこそ 感謝の気持ちを持ち続けなくては
生き物たちに 失礼なのではないか、と。
無知な私。
それでも、こうして日々、
気付かせて頂く機会を与えて頂いている事に
ただ ただ 感謝致します。
昨日、家族が パティスリー 『風と土』アミー の
ふわりがさね のホールを買ってきてくれました。
全回は単品、今回はホールでした
私はこれで頂くのは2度目となります。
私はドルチェは好きなのですが、
(アップルパイ、チーズケーキ、シフォンケーキ、カヌレ、
ガトーシヨコラなどは大好きです)
実は、甘いクリームはあまり得意ではありません。
(食べられないことはないのですが、)
なので今まで1度も自分では、
ショート・ケーキのようなクリーム系のケーキは
購入した事はありません。けれど、甘さを抑えた
上質のクリームは 難なく頂けます。
甘さが苦手な方にお勧めなのは、
シャトレーゼの ふわふわシフォンです。
小さめのホールは、お値段も大変お手頃なのに
ふわふわしたシフォン生地のお味もさる事ながら
クリームもとても美味しいので
私はちょくちょく頂いています
ふわふわシフォンをCUTした後頂く前に 時々、
クリームを半分程スプーンですくって
コーヒーに入れたりもします。
(こちらも中々お勧めですヨ)
家族は『風と土』アミーのことを知っていて
購入した訳ではなく たまたま買ったのが
↓ 左から2番目の ふわりがさね でした。
(クリック頂くと画像が大きくなります)
『風と土』 アミーさんのこだわりや
そのお味も知らない私は頂く前に心の中でちょっぴり
「甘そうな感じだな~」と思っていました。
ところが・・・・・です。
一口頂いた瞬間、「わぁ~美味しい」と
すぐに五感が悦びました。
ほわほわ した、私好みの空気を一杯含んだ感じの
軽いスポンジの食感、そしていい塩梅の甘さ。
パステルな、ミルキーがかったオレンジ色の
カスタードクリームと、白いクリームは
どちらも本当に美味しくて
ペロッと頂いてしまいました。
デジカメに撮れば良かった、と思ったのは
お腹に入った後でした
今回はチラシが入っていたので
↓ そちらをUPしました。
ご覧頂くとお分かりのように、
アミーさんは 素材にこだわりをお持ちです。
ホームページに寄らせて頂いて
品のある、身体と心に優しいケーキが
出来あがる理由がよく分かりました。
時代の流れと共に
話し言葉はドンドン簡略化しているように
感じさせられる昨今ですが、最近では、
あまり聴く事のなくなった「しつらえ」という言葉。
『風と土』さんの お菓子作りへの想いを
拝読した時に「なんて素敵なのかしら」と感動しました。
ふわりがさね という お名前にしても
ふわっ、と優しく重ねられた 繊細なお味のケーキが
なんとなく想像出来てしまうような、
全てのことに対して 良い意味で
神経を張りめぐらされているからこその、
そして「お客様の笑顔」を想像されて
パティシエがお造りになっているからこその、
ふわりがさねのような研ぎ澄まされた優しいお味へと
繋がっているように感じさせられました。
感動するケーキを頂いて、
【人と人の繋がり】に おいても、
同じようなことが言えるのではないかしら と、
ふと思いました。
私の好きな 風 という言葉が入った、
私達が生きる上で大切な大地、土という言葉の入った
『風と土』アミーさんのファンとなりました。
これまた可愛くて 素敵な名前の、
そして 「美味しそう~」と
五臓六腑が催促しているかのような(笑)
ビスキュイ マドレーヌ風円(かざまる) も
次の機会に・・・・と、密かに思っています。
皆様も 機会がありましたら、是非