イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

墨とのコラボが楽しくてしかたない

2012年08月09日 00時13分42秒 | デザイン画・書画

001
↑ A3 サイズの画用紙に無造作に墨をポタポタ垂らして
   KITTYちゃんの年季の入った12cmの定規の角を
   ツーツ、ツーッと静かに滑らせ【楽】の文字を産む。
           自在に滑らかに動く定規。
         なんて、なんて 楽しいのだろう。
        周りにあるものは全て有難い道具。
        「私を使って!いい仕事するよ!」
       時折、目の前の道具たちがそんな風に
          アピールしているようにも感じる。

              ふと思った。

 もし、世の中に筆とか、紙とか、墨が無くなったとしても、
          きっと私は困らないだろう。
私は大地をキャンバスに見立て、木の切れ端を手に取り
   木の切れ端がなければ 自分の指を道具とし、
      好きな歌を口ずさみながら 楽しんで、
  絵や文字を自由に伸び伸びと書いていることだろう。

      もし、目の前に悲しんでいる人がいたら、
 何度でも書き直しのきく、おおらかな大地のキャンバスに
        その人から笑みがこぼれるまで
         言葉や絵を書き続けるだろう。


   描くことが、書くことが 好きで好きでたまらない。 
          気取らず、勘違いをせず、
 自分自身を、目の前の人達を、ご縁のあった方々の
  心が元気になるような、時にそっと寄り添うような
          ぬくもりのある絵や言霊を
 生涯届けてゆきたいと、改めて思った暑い夏の日に。