イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

1人1人みんなが主役だから・・・そしてどうも有難うございます                                 

2013年11月12日 01時04分19秒 | ラメとサインペンのコラボ

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      昨日 販売開始させて頂いた感謝祭、
        早速 ご注文下さった みなさま 
  この場をお借りして どうもありがとうございました

  初日ということもあり感慨もひとしおでございます

  初の試みとして 販売させて頂く事になりましたが、
それぞれの作品たちは 顔をあげ 真っ直ぐと前を向き
    ある使命感のようなものや 希望を携えて 
ご縁のある方のもとにいく事を約束してくれた様でした。

販売開始早々こんなことを言うのはどうかと思いますが、
  売りさばくことを目的として始めたことではない故、
          強がりのそれではなくて、
   例え全ての作品達が完売しなかったとしても
       私はそれでいいと思っています
  何故なら、いつしか本当にご縁のある方の元へと
   参るであろうことが、自惚れのそれではなくて
     わかっているからなのかもしれません。
  乞われてこそ意味がある、そんな気がしておます。

 そして1つ1つの作品みんなが主役と思っております。

    ご覧になった方も多いかもしれませんが、
一昨日の情熱大陸は歌舞伎役者の中村獅童さんでした。

    1年程前まで、私の中での獅童さんと言えば
    破天荒な方という印象が 強かったのですが、
  最近続けて様々な番組でお話されている獅童さんを
 拝見してからは、
彼に対する印象が大きく変わりました。
 数年前に他界された 初代獅童である彼のお父様は
      随分昔に歌舞伎役者を廃業されました。
   後ろ盾がいないことは役者にとって致命的であり、
    10代以降は大きな役が回って来ることはなく、
チラシに
名前も載らない群衆の役が多く、芸を磨きながらも
     不遇の10代20代を過ごしていたそうです。
    ある時、歌舞伎関係者から呼ばれ はっきりと
      主役にはなれないと告げられたそうです。
そんな中、ある映画のオーディションに通った事をきっかけに
   中村獅童の名前は次第に知られてゆき、ご本人の
 たゆまぬ努力の結果、今の地位を確立されたそうです。
ご本人曰く30歳までは無名に近かったと仰っていました。

 この秋、新橋演舞場で行われた 舞台『大和三銃士』で
 主役を演じた獅童さんは、舞台のポスター撮影の時に
    大変粋なご提案をされ話題にもなりました。

   ミュージカルや歌舞伎etc、そのポスターの殆どは
     主役級の方の顔写真は大きく載るものの、
アンサンブルが顔写真入りで表に出ることはありません。
      (載っていたとしても裏面に小さくです)
   
    今回、大和三銃士では、『みんなが主役』という
   獅童さんの発案により お役の大きさに関係なく
  ポスターには 演者全ての顔写真が載せられました。

      舞台が はけたあとのカーテンコールでは、
    主役のうしろ、二列目に控えるように並んで居た
  本来 中々スポットライトが当たらない切られ役の方々に
  「折角なので二列目の方前に出て下さい」と仰られ、
遠慮がちに出てらした役者さんを更に前へと促されたあと
     客席に向かって「ここにいる皆さんの顔を
  よく覚えておいて下さい。どこかの舞台で見かけたら
  応援してあげて下さい」と仰られ、本当に感動しました。

   端役しか貰えず長い間チラシに名前が出なかった
 不遇の時代が長かったからこそ その痛みが分かると
           仰られていた獅童さん。 
 お稽古の最中も座長としての役割を充分に果たされ、
  切れのある殺陣も素晴らしく、初日から楽日まで
  さぞかし素晴らしい舞台だったのでは、と思いました。
 ここ数年来、ミュージカルを楽しみにしている私ですが、
  映像と違い、舞台はその方の息づかいや汗と共に
  その人間性までもが如実に出てしまうライブです。
 だからこそ役者さんたちは 体調や喉を徹底して整え
労わりながらも、一期一会の如く一幕一幕新たな気持ちで
     真剣に臨まれていると毎回思わされます。
 虚構の世界と知りつつも、息を呑みいつしかその世界に
  揺蕩えるのは、役者さん達の努力の賜物と思います。

 兎に角、獅童さんは人情味があり、本当の意味で男前で
          繊細さと大胆さを兼ね備えた 
     とても素敵な方でいらっしゃると思いました。
        年を重ねる毎に 円熟味を増した
  より素晴らしい舞台人になられる事が想像できました。

     今年1年、体調を整える為に休養してらした、
   アースノーマットのCMでもおなじみの ある敬愛する
 舞台俳優さんが、来年1月、シアタークリエで行われる
  クリエ・ミュージカルコレクションで復帰されます。
     ラッキーなことに 今回もファンクラブで
数枚チケットを取って頂けたので来年1月クリエに参りますが
 こちらのコンサートで毎回 アンサンブルとしてご紹介される
    舞台でもご活躍の素晴らしい役者さん方が
 それは調和のとれた素敵な歌声を披露下さいます

   私はいつもアンサンブルとして分けて聴くことはなく、
時にオペラグラスでお顔の表情までをも拝見してしまうほど
          感動を頂いています。

 誰か1人が凄いのではなく、獅童さんの仰られる様に
 ひとり ひとりが主役であると、私も思っています。

  敬愛する俳優さんも、大御所でいらっしゃるのに
   若手を引き立て、自分はそっとうしろに立って
ニコニコしながら周りを見渡す様なとても素敵な方です