
19日、皇居で天皇陛下への「信任状捧呈式」を終え、
正式に大使となったキャロライン・ケネディ駐日米大使を一目見ようと
沿道に集まった多くの人の様子が 今朝各局で流れています。
騎馬隊の誘導のすぐあとに続くのは
軽やかな ひづめの音を響かせた 華麗な馬車(偽装4号)、
その中から控えめな笑みで 手を振る新大使のご様子は、
昨日の丸の内の青空のように美しく爽やかに見えました。
今から8~9年前、丸の内でランチした直後、
たまたま私も今回と同じ場面に遭遇しました。
本格的なカメラを持った方々や報道関係と思われる方々が
駅周辺に気ぜわしく集まりその時を待っている様子でした。
(その当時の発着場所は東京駅だったと記憶しています)
何かあるのかしら?と思い 周囲にいらした方に
「今日は何かあるんですか?」とお尋ねすると、
「偉い人(要人)が来るらしい」ということ。
だったらと、一緒に食事した方と待つことに・・・すると
数分もしないうちに馬の匂いが漂ってきました・・・
ランチした方に「馬の匂いがする!」と興奮気味に言うと
ここは東京、「まさか」と一笑されてしまいましたが、
柔らかな風が通り抜ける度 届けられる独特の匂いに
「ほら、ほら 馬の匂いするでしょう?」と言っていました。
その約20分後、道の向こうから 太陽の光を背に受け
美しく光った小さな馬、騎馬隊のシュルエットが・・・・・・
微かだった ひづめの音も 馬も次第に大きくなり
見事な列をなし こちらへと向かってきたのです。
その感動たるや・・・・。
20代の頃、会社の余暇室の行事、乗馬教室に参加して以来、
大好きな山梨を折に触れて訪れ、乗馬する中で
(牧場からでで場外での散歩は格別でした)馬、馬小屋の匂いを
知っているからなのか、五感が研ぎ澄まされていると言われる
おし座だからなのか? 野生児だからなのか?
昔から確かに 五感にはちょっぴり自信があるのですが、
強い風が吹いていたわけでもなく周囲の方やランチした方には
全く匂いは感じられなかったということですが、
私は見事に 馬の匂いを嗅ぎ分けていました(笑)
昨日、キャロラインさんを一目見ようと沿道に集まった多くの方の様な
賑わいこそみられませんでしたが、騎馬隊、馬は皆気品があり
輝き、本当に素晴らしい光景でした。駅には黒塗りの
クラシカルで素敵なフォルムの自動車も待機していました。
今朝の映像を拝見しながら、当時 たまたまお目にかかれた
あの日のことを思い出しました。
賢くて、優しくて 美くしい馬が大好きです