追悼の８月★

大阪市内の２幼児放置死事件は、余りにも傷ましく涙が出ます。
「ママー！お腹が空いたよー！」…と泣きながら何日過ごしたのか。狭く暑いゴミの山の室内で。
幼い弟はおむつも換えてもらえず、多分先に衰弱死してしまったことでしょう。
亡骸の横で３才の姉は何を思ったのか。
マンションのほんの何メートルか先には、あわただしく華やかな大阪の町の日常があって、若い人が笑ったり食べたり飲んだりしてる。
でも密室の中では、誰にも看取られず飢え死にしていく子供がいる。

母親は若く遊びたい盛りだから、風俗の仕事と育児だけの生活に嫌気が差したのでしょうが、こういう時のためにも「駆け込み寺」的な施設が欲しい。
母親を「鬼畜」と言い捨てるのは簡単だけど、疲れたシングルマザーを救う社会の仕組みがあれば、ここまで悲惨な事にはならないと思うのですが。
最近、児童虐待の事件が頻繁にあり、特に大阪は多い。大阪の不景気も影響しているのかもしれません。

亡くなった子供の魂はちゃんと天に昇っていけるのか。仏さまになれるのか。
あの母親は今、拘置所の中で何を思っているのだろう。
８月は「人を弔う月」。
祈りをささげる月。