上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

九州でやってます★

2012-02-05 | うぐいすとお仕事

「春の紅茶」水彩画

九州で版画と水彩画の個展を開催中です。↑の絵は福岡三越さんに送った描きおろしです。
何かもう、ひたすら考えるのは「春」のことばかり!

★長崎浜屋百貨店 本館6Fアートステーション
 展示は2/13(火)まで
 サイン会は2/11(土)2~4時
★福岡三越8Fアートステーション
 展示は2/13(火)まで
 サイン会は2/12(日)2~4時
福岡三越さんは2回目ですが、前回は催し物会場だったので、
今回は8Fの版画ショップとなります。
長崎浜屋さんは初めてですが、長崎はグラバー邸とかオランダ坂とか…懐かしい。
どうか少しでもあたたかくなりますように~。
お近くの方は、どうぞお越しくださいね
コメント (2)
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「かもめ食堂」をやっと見たっ★

2012-02-05 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
余りにさぶいので「引きこもり」状態に(笑)。
BSシネマで録画してあった「かもめ食堂」やっと見ました。
実は群ようこさんの原作だけ読んでて、映画の方は初めて見たのです。
原作とかけ離れてたら嫌かなあ。。。と思ってたけど、
いや、実にあの「ゆる~い」空気を、さわやかに自然に描いてくれてました。
もたいまさこがエエ味出してるわあ~。あんな人になりたい(笑)。

群さんの原作本では、主人公がフィンランドで「かもめ食堂」を始めるにあたって、
・母が亡くなり父と二人暮しになり、食事を作っているうち料理好きになった
・宝くじに当たって資金面は解決!
・武道家の父のお弟子さんがフィンランド人で、開店の段取りをしてくれた
・全てを父にナイショで準備し、日本を発つ前日に「行ってきます」と告げた
という経緯が書かれているのですが、映画では省かれています。でも気にならない。
「おにぎりを父が年2回だけ作ってくれた」というセリフがありますが、
ふだん武道ばかりやってるハード系の父親が、遠足と運動会の時だけは、
「おにぎりは人に作ってもらったものが美味いんだ」
と、不器用に握ってくれるという。
そのエピソードが、主人公の生き方の「根っこ」になってるのかな、と思いました。
あと、かもめ食堂に入り浸る「トンミ君」が、
原作では、もっとオタクオタクした変てこな少年なんですが(笑)。
映画ではあっさり美青年味になってるー。

こんな暮らしっていいなあ~。のんびり・シンプル・たんたんと。
最初、退屈かなあと思っていたら、どんどん惹きこまれてしまう。
着てる服とか食器とか、少しレトロで可愛いデザインで、食べ物がまた素敵。
美男美女が出てくるわけでもないのに、一人一人がいとおしくなってしまう。
この映画の監督さんが、現地フィンランドであちらのスタッフと一緒に撮影をしていた時、
スタッフの一人の女性が、
「明日は、私の母の誕生日なので、休みまーす♪」
と言って、本当にお休みしちゃったそうです(!)
「なんだってえええ?たんじょうびいいいいい!?」
日本でこんなこと言ったら、「アホか」で片づけられそう。。。
でも、フィンランドでは、それが通ってしまうのですね。
で、夏になったら「バカンスなので仕事はお休み」と言われ、全く撮影が進まない。
監督さんも最初は「目がテン」でイライラしてたそうですが、
だんだんとフィンランドモードに慣れていって、
自分も「夏はバカンス」とばかり、休んでみたそうです。長期間フィンランドに行って。
森に行ってキノコを採り、湖で泳ぎ、サーモンを庭で焼いて食べて、昼寝して。
。。。そんな日々を過ごしてみたそうです。
それでええやんねー。
監督さん自身のそんな経験も、「かもめ食堂」の空気感に反映されているなあー。

オススメ度★★★★
コメント
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