上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

大丈夫かいな★

2012-09-09 | うぐいすよもやま日記
テレビの特番を見ていたら、5年前の橋下徹氏が「茶髪の弁護士」として出ていました。
たった5年前(!)には、人気のテレビタレントだった人が、
今、日本で最も注目されている政党の党首として、国政に討って出るって。。。
えええ。なんですかそりゃ。
橋下さん、政治家としてはまだ5年しかやってないんですよ。
なのに、30年、40年と長年プロやってる既存の政治家たちと比べ、遜色なく見えるって。
そのこと自体が、今の日本の政治のレベルを疑ってしまうではないですか!

大阪府知事になった時は、地元のバラエティ番組でニコニコ愛想ふりまいてたりしたのに、
最近はまったく出演しなくなりました。
だんだん、「本物の政治家」になってきたのかなあ、とも見えるけど、
「ホンマに大丈夫かいな」とも思うのが、地元民としての本音。
でも、元経産省の古賀さんの本を読んでたら、政治変えなきゃね。。。と真剣に思う。
私は、維新の会のブレーンに古賀さんがいることに、大きな期待を寄せているので、
橋下さん自身の政治家としての力量は、よくわからない。5年ではまだまだ。

さて、大阪の国立文楽劇場は、大阪市長橋下さんから「補助金の凍結」を言い渡されました。
メディアでは「かわいそうな文楽=弱者」VS「いじめる橋下市長=悪者」というカラーに染め、
盛んに対立をあおっていますが、いやいやそんな論調にノッてはいけない。
実際、文楽への補助を削って、いかほどのお金がどこへ回ったら大阪は良くなるのか。
そこを報道するのが大事なのに、どこのメディアも全くそれは報じません。
要するに、「政治もワイドショーのネタ」としてしか報道されない。

文楽自体は素晴らしい文化だろうし、滅亡してしまうのはもったいない。
でも、今まで大阪に国立文楽劇場があったなんて、知ってた人がどれだけいるのかなあ。
私がいつも行く画材屋さんが文楽劇場のすぐ近くなんで、私は知っていたけれど、
それでも今までの人生で、文楽は1度しか見ていない。
「やっぱ、曽根崎心中や忠臣蔵を、今さら見ても…あんま面白くないかも…」と
思ってしまう。「寝てしまいそう」という先入観。
どんな芸術でも、古いものと新しいものをミックスさせて、
新しい観客をとりこまないと衰退していくと思う。
曽根崎心中じゃなくて、「エヴァンゲリオン文楽版」「ワンピース文楽版」とかあったら、
私は必ずやチケット前売に並んで、駆けつけるんだけど。
コメント
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