「ダイナー」観たのですが。
この薔薇のようなギンギンド派手な色彩でした。
蜷川実花さんは植物の写真が多い写真家ですが、いつも極彩色テイストで、好き嫌いがハッキリ分かれるでしょう。
映画も蜷川さんの美意識に貫かれていて、美術の細部まで手抜きがなかったのは良かったです。
ダイナーのホールに、横尾忠則の大きな絵もかかってましたが、幾らするんやろ、とか考えてしまいました(笑)。
しかし、一回はいいけど二回目は無いな。正直、内容的にはつまらなかった!
蜷川さんはメキシコの「死者の祭り」がお好きなんでしょね。
前にインタビュー見た時も、部屋じゅう「毒気のある」装飾で埋めつくされていました。ちょっとお化け屋敷みたい。
でも「ダイナー」原作は「アーリーアメリカンの大衆食堂」という舞台設定らしいので…そうなると蜷川さんの趣味と合わない。
なので、美術の方向性もお話もキャストも、全部ちぐはぐに見えてしまった。
もしかして全員外国人キャストなら、また違ったかもね。
私は「全員殺し屋」という謳い文句から、マカロニウエスタンのキッチュテイスト(どんなんだ)を想像してたのに。
そして「ダイナー」なのに、出てくる料理が…一向に美味しそうに感じられない不思議。殺しのシーンばっかりだからでしょうか。
スキンのスフレが唯一美味しそうです。。。スキンのリアクションのせいだ(笑)。スプーンで割って中身がトロ~リと出てくる所が堪らない(^.^)ノ
窪田くんは期待通りでしたが、前半で退場なさるので物足りない。
顔の傷を「給食袋」って。ちょっと表現浅いよね。
もっと傷口の縫い目がフランケンシュタイン並みにでっかくないと痛々しく見えない!
映画全体的に、「醜いのに美しい」「美しいのに残酷」の煮詰め方が足りない。表面的でハリボテなんです。
「日テレ制作」とオープニングでドンと出て、嫌~な予感がしましたが(笑)、やはり脚本が酷すぎました。
あのひどかった連ドラ「そして誰もいなくなった」思い出しました(あれも藤原たっちゃんだったなあ)。
そしてカメラワークが下手過ぎて、特に見せ場のアクションシーンが。。。
料理も美味しくなくてアクションもまずいって、もう拾う所は俳優さんたちのプロ根性のみです。
小栗旬も奥田瑛二もなぜオファー受けたんでしょう。蜷川幸雄氏への義理果たしか。
そうそう、亡くなられた蜷川氏も「遺影」として登場なさったので、ちょっとした蜷川ファミリー映画でしたが、それならもう盛大に、狂乱のカーニバルみたいにして追悼すれば良かったんじゃないかなあ。
かなり前から期待していた作品だけに、私の落胆は大きい。。。
でも、やっと気持ちが収まって考えてみたら、中高生がワーキャー見るには楽しいかな。
玉城ティナちゃんのコスプレ楽しいし、たっちゃん(藤原竜也)も窪田くんもカッコいいし。武田真治兄さんはイカれてるし本郷君は怖い可愛い。
最後のカナコはあれフリーダ・カーロを真似ているのかなー。おしゃれだなー。なんてとこも楽しい。
何より画面のハデさが、インスタ好きな若い女子に受けそうです。
そう、中身はおいといて、「映える」映画。
B級オフビートを楽しめる方には大丈夫★
この薔薇のようなギンギンド派手な色彩でした。
蜷川実花さんは植物の写真が多い写真家ですが、いつも極彩色テイストで、好き嫌いがハッキリ分かれるでしょう。
映画も蜷川さんの美意識に貫かれていて、美術の細部まで手抜きがなかったのは良かったです。
ダイナーのホールに、横尾忠則の大きな絵もかかってましたが、幾らするんやろ、とか考えてしまいました(笑)。
しかし、一回はいいけど二回目は無いな。正直、内容的にはつまらなかった!
蜷川さんはメキシコの「死者の祭り」がお好きなんでしょね。
前にインタビュー見た時も、部屋じゅう「毒気のある」装飾で埋めつくされていました。ちょっとお化け屋敷みたい。
でも「ダイナー」原作は「アーリーアメリカンの大衆食堂」という舞台設定らしいので…そうなると蜷川さんの趣味と合わない。
なので、美術の方向性もお話もキャストも、全部ちぐはぐに見えてしまった。
もしかして全員外国人キャストなら、また違ったかもね。
私は「全員殺し屋」という謳い文句から、マカロニウエスタンのキッチュテイスト(どんなんだ)を想像してたのに。
そして「ダイナー」なのに、出てくる料理が…一向に美味しそうに感じられない不思議。殺しのシーンばっかりだからでしょうか。
スキンのスフレが唯一美味しそうです。。。スキンのリアクションのせいだ(笑)。スプーンで割って中身がトロ~リと出てくる所が堪らない(^.^)ノ
窪田くんは期待通りでしたが、前半で退場なさるので物足りない。
顔の傷を「給食袋」って。ちょっと表現浅いよね。
もっと傷口の縫い目がフランケンシュタイン並みにでっかくないと痛々しく見えない!
映画全体的に、「醜いのに美しい」「美しいのに残酷」の煮詰め方が足りない。表面的でハリボテなんです。
「日テレ制作」とオープニングでドンと出て、嫌~な予感がしましたが(笑)、やはり脚本が酷すぎました。
あのひどかった連ドラ「そして誰もいなくなった」思い出しました(あれも藤原たっちゃんだったなあ)。
そしてカメラワークが下手過ぎて、特に見せ場のアクションシーンが。。。
料理も美味しくなくてアクションもまずいって、もう拾う所は俳優さんたちのプロ根性のみです。
小栗旬も奥田瑛二もなぜオファー受けたんでしょう。蜷川幸雄氏への義理果たしか。
そうそう、亡くなられた蜷川氏も「遺影」として登場なさったので、ちょっとした蜷川ファミリー映画でしたが、それならもう盛大に、狂乱のカーニバルみたいにして追悼すれば良かったんじゃないかなあ。
かなり前から期待していた作品だけに、私の落胆は大きい。。。
でも、やっと気持ちが収まって考えてみたら、中高生がワーキャー見るには楽しいかな。
玉城ティナちゃんのコスプレ楽しいし、たっちゃん(藤原竜也)も窪田くんもカッコいいし。武田真治兄さんはイカれてるし本郷君は怖い可愛い。
最後のカナコはあれフリーダ・カーロを真似ているのかなー。おしゃれだなー。なんてとこも楽しい。
何より画面のハデさが、インスタ好きな若い女子に受けそうです。
そう、中身はおいといて、「映える」映画。
B級オフビートを楽しめる方には大丈夫★