【男子・欧州編】
昨年夏のDOIを見ていた時、「ランビエールに勝つのはタイヘンだなあ~~~。うーん」と、唸ってしまった。
彼は「スケートが素敵」ってより、「パフォーマンスが素敵」なのよね。勿論テクニックも持ってるけど、存在に華があるし、その場の空気を持っていっちゃうのが本当に上手い。チャンピオンになってからますます輝くようになった、好例かもしれません。
しかし、ヨロ選を見ていたら、ますますランビエールが読めんー。
モチベが上がっているのか否なのか…今季、実は余り良いFSは一度も滑っていないので、世選でガガガガーッ!と爆発する可能性は十二分にあるかな。
彼は3アクセルが最大の鬼門ですが(もうこれ、何年言わすねん)、ワールドでも奇跡的にクリーンに降りられるか…でもフリーに2度の3Aはさすがに無理っぽいので、後半の2度目の4回転がカギ(跳ぶでしょう。ワールドでは。調子の如何に関わらず)。決まったらテンション上がりまくって、ノリにノッてスタオベ嵐の演技になるかも。
ランビエールは今まで一度も、ジャンプが完璧なフリーって滑ったことない…(はずだ?)でもあれだけの点が貰えて2度もタイトル獲ってるんだから、心底恐いヒトです。やはり、強力スピンを持ってるヒトってのは強い。スピンはジャンプと違って、滅多に失敗しないし、アピールする時間が長いでしょー。「リスクは低く、効果は絶大」。したたかなり、ランビ。
でも、SPで昨年みたいな大ポカをやらかしたら、今年はフリーで最終組に残れないんじゃないかな?今季は、他の人がSP比較的安定してるのよね。80点越えがTOPの常識になってきた。
ランビエールはSPがカギ!でも…もしかしてもしかしたら、新しいSPを極秘で作って(笑)、いきなりアッと言わせたりして。
GPFであんだけ悔しい思いをした大ちゃん。私はランビも大好きだけど、やはりここはノックアウト!して欲しいです。ランビに勝つのは並大抵じゃーないわ。だからこそ価値がある!
昨年の覇者・ジュベール、どうなんでしょうか。ヨロ選は気の毒でしたが、あれから時間は経っているし、さすがに調子を上げてきていることと。
あ、衣装はまたお色直しするかも(笑)。フリーのプロは持ち越しだけど、細部は変更してきそうです。
彼の身体に「ぴっちぴち」の覇気が戻ってきているか。その辺りは、公式練習が始まったら判明しますね。なんと言っても屈指の4回転ジャンパーなので、今回もおおおおおっとデッカイ4回転で沸かせて欲しいです。ヨロ選で体調が悪いにもかかわらず、SPもFSも、4回転を(オーバーターンながら)跳んできましたが、あのガッツが「男フィギュア!」って感じで、ジュベールらしいな~と思いました。
SPのプログラムがまた素敵なんで、お客さんもおおいに沸くことでしょう。しかし、SPの衣装で背中に「じゅべ」と書いてあったら笑う(笑)。
ジュベールもまた「ノックアウト!」して欲しい選手。さあどうなるか!
トーマス君が欧州勢では一番「あなどれない」存在か…彼は仙台のNHK杯で、完全に波に乗ったのでしょうか。あそこからPCSが上がって、完全にトップグループの仲間入りを果たしましたよね。NHK杯のフリーのPCSって、あの時の大ちゃんと余り変わんないのよね。
あんなに気持~ち良さげに、充実して滑られたらたまったもんじゃないわ…(^^;)でも、4回転も大きく幅があって綺麗なんすよねー(ニクイわあ)。
「僕が優勝なんてー。まだまだー」と控え目ですが、ヨロ選でかなーり自信がついて「ひょっとすると」「ひょっとするかも」?「勇名トラ」の文字がイエテボリでどう騒がれるのか、反応見てみたいな。
でも、WFSのインタビューで、好感度更にアップです。「ええやっちゃな」思いますよね。素朴な誠実な子って感じで。もっと、派手でおちゃらけ~な人かと思っていたので、実に意外です。
個人的には、大ちゃんとトーマス君が一緒に表彰台に上がって欲しいのよ。NHK杯の「ほのぼの」を再現。キャリエールは…ごめんね。まだちょっと無理だと思うけど(笑)。
icenetworkの記事では、アルバン・プレオベールが怪我で「ワールド危うし!?」となってますが。先のオランダのチャレンジ・カップを棄権しましたよね。彼はSPを変えるって書いてるけど、モロゾフ製なのに点が伸び悩んだからかな。アルバン、どうなるのか!?
ジュベとポンセロだけでフランス3枠取れるんでしょうか…ギリギリかなー。でもアルバンとポンセロの比較だったら、最近じわじわ~っとポンちゃんの方が上がってきたのよね。頑張れポンちゃん。あの陰鬱ーな目元で、北欧のファンをノックアウト。
あと、ロシアは若手のボロノフ君一人で2枠取れるか!?ボロノフ君は10位以内に入らないといけません。これもギリギリかな…でも彼は4回転持ちなのよね。今年のプロもいい。
もし、ロシアがまた1枠になってしまったら、来年のワールドは、復帰したプルさんが一人で出場とか。ああボロノフ、頑張れよ~。
個人的にはウスペンかアンドレイに出て欲しかったけど、彼らだとますます枠取りの確証が持てない(泣)。
ベラルーシのダビドフは「ジーザス」で完璧に滑れるか?ちょっと最終組入りは難しいか?ベルギーのケビンは今季は頑張ってます!SPの4回転も確率が上がってきたか。彼はフリーのスタミナが最大の課題ですが、やはり外せない、面白いキャクター。腰に故障を抱えているみたいですが、胸板見せて頑張れよ~(つうか、Jスポの放映圏内に入りなさいよ)。
イタリアのゼレンカは今年も、サラサラと金髪をなびかせることが出来るのか。このヒトの風貌が一番、北欧っぽいのも面白い。
あとなんつってもスウェーデン勢。二番手の金髪の男の子(名前がいつも読めない)も、なかなかどーして質の高い滑りですが、クリストファー・ベルンソン君は、地元イエテボリで喝采を浴びる事が出来るか!?
東京ワールドの時に思いましたが、世界選手権って長丁場なんで、全選手の半分くらいまで来た頃、ちょっとしんどくなってくるんよね(笑)。
だから「コミカル系」とか「ドッ派手系」とか、笑えるプログラムを滑ってくれる人がいると、スパイスが効いてよろしいの。活性化するのね。
昨年はやはり、アルバンとかベルンソンのプログラムがおおいに笑えました。じきに始まる、上位陣の滑走のドキドキハラハラ緊迫感とはちょっと違った、「楽しませてくれてありがとう」でした(笑)。
ベルンソン君は、年齢的にも最後のワールドかもしれません。地元で花道を飾れるように、私も応援しています!(いや、引退しないのならすみませんー…^^;)