MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

日本がワールドカップで勝てない訳。

2016-07-03 | ランニング以外のスポーツ
2016ユーロ準々決勝でイタリアが3連覇を目指すスペインに2-0で勝ったというニュースの試合経緯を読んでるうちに、腑に落ちていった。

彼等ヨーロッパの国々は、とりわけ強豪国と言われる国々---スペインでありイタリアであり、フランス、イングランド、クロアチア、ベルギー、オランダ・・・。かの国々は、普段からこうして、練習試合だって何だって、しょっちゅうワールドカップの常連国と試合をして、勝った負けたとやってる訳だ。

同様に、サッカーのもう1つの勢力である中南米No.1を決するコパアメリカがチリの連覇で終わった。メッシのアルゼンチンはまたしてもトロフィーを逃し、メッシ、アグエロ、マスチェラーノ、イグアインが代表を引退するのではないかと言われている。ブラジルは予選リーグ敗退の憂き目に遭い、監督のドゥンガはクビ。

彼等はこうしたことを100年もやってきたのだ。そりゃ、四年に一度だけ本気の強豪国と当たる日本がちょっとやそっとで勝てるはずがない。監督がどうとかそんなことは小さなことだと思えてくる。せめて、トップ選手たち全員がヨーロッパのクラブでレギュラーを張るくらいのことをしなくちやどうにもならない(それでもこの地理的な不利は如何ともしがたいが)。

FIFAランクなんて、ヨーロッパと南米の国ばかり有利な、実体の伴わないランキングだと腹立たしい思いを持っていたが、その考え方の正しさを納得した。

前回ブラジル大会では、世界の中心近くにいたのは香川と長友の2人。本田はまだロシアにいた。今はこれに本田と岡崎が加わった。それでも本大会では予選突破も簡単ではない。そりやそうだ、決勝トーナメントに進むのはたった16カ国なのだから。2018ロシア大会の出場枠は欧州14(開催国ロシアを含む)、南米4.5となっている。実質19に近い。シードによってこれら強豪国が振り分けられる。前参加国の半分以上をこれらのチームが占めている中で、上位半分に入らなくちゃならないのだ。グループリーグ突破がどれほど大変か、今実感がある。

目標は優勝、といった本田の心意気は買うけど、現実は簡単ではない。そういうことを言う選手の心理ってのはどういうっものなんだろう? 本田にしても「優勝できる」と思っているわけじゃなくて、「参加する以上優勝を目標にしなくてどうするんだ」と自分自身を、チームを振る立たせ努力を惜しまない、苦しさにも立ち向かえる状況を作り出す意味合いが大きいとは思う。それもこれも、どこかでかすかに、本当にかすかであるにせよ、手の届く可能性に触れているのかもしれない。
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