MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

楽なペースを見つける

2016-07-13 | 走りながら考えたこと
 一番の理由は体重が増えたせいだと思うのだが、最近は走っていてきつい時間の方が圧倒的に長い気がする。「今日はちょっと調子がいいかな」などと思っていても1、2kmも走るともう疲労感に襲われることが多い(ような気がする)。きつい時間を通り抜けるとまた楽になることも少なくないのだけど、以前に比べると明らかに減ってる気がしてしかたない。総距離が最も走り込んでいた時期の半分以下だし、本格的に走り始めて9年目(ずいぶん長いこと走り続けてきたもんだなあ)ということで、当然9歳年を取ったことも影響しているだろうな。

 で、「楽に走るにはどうしたらいいだろう?」と考えてみた。レースでは楽に走りたいとは思っていない。いや、正確に言うと、途中楽に走って力を温存したいとは思うけど、それは最後にラストスパートをかけるためであってゴールでは100%出し切ることしか考えていない。つまりレース全体としてみれば、いつだって目一杯走っているので楽なレースなどこれまで1度もない。
 時々「フルマラソン、楽々完走する」みたいなムック本とかブログがあるけど、楽がしたいならマラソンなど走らないに限るのではないか、と不思議で仕方がない。「フルマラソンを走ったぞ!」とか「東京マラソン時間内にゴールしたぜ!」とか言いたいってことなのかな? まあ、人ぞれぞれだから、そういう人がいたとしてケチをつけるつもりはない。

 さて、普段のランニングでは「楽に走る」時間がそれなりにあった方が、結局、長時間走ることができる。フルマラソンや100kmマラソン、トレイルランニングなどには長時間走り続ける(動き続ける)スタミナが、スピードに劣らず重要になる。私などは、最近、せいぜい15kmくらいしか走れないので、今フルを走れと言われてもきっと完走できないと思う(時間内にはゴールできたとしても)。

 そこで「楽に走る」には何が最も大事か考えを巡らせてきたわけだ。
 それは「楽なペースを見つけられるかどうか」ではないか、というのが今日のところの私の答えである。
 ゆっくり走ればいい、というのとも少し違う。確かに、自分の力量以上のハイペースで走ってはすぐにきつくなって長くは走れない。だけど、LSDだって相当にきつい。やったことがある人ならわかるはずだ。「楽なペース」はこの2つのペースの間にあることは間違いない。それは日によって(体調や気分によって)も違う。
 レースではしばしばあるけど、スタートから何キロか走って「ペースを掴む」とすごく楽にしばらく走ることができると言う感覚を覚えることがよくある(そういえば最近はあまりないかもなあ)。練習でも、20km、30kmレースペース走なんてやってた頃は、同じような感覚があった気がする。もっと遅いペースでも、「このペースならいつまでも走り続けられそうだ」って感じることが以前はたまにあった。

 なんだ、結局、よく走ってたから「楽なペースをつかめた」という話じゃないか、という解決にならない答えになってしまった。でも、さっきの2つのペース---つまり、「自分の力量以上のハイペース」と「LSDのペース」の間のどこかにきっと楽に走れるペースがあるはずで、そのペースを走り始めていかに早く見つけられるかで、その日のランの楽しさも走距離もずいぶんと違ってくると思うのだ。
コメント
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