久しぶりに図書館に行き、いくつかの雑誌を読みました。
『AERA』 に、年金特集があり、以前もブログに書いたのですが、
細野真宏氏のコラムもあったので、コピーしました。
彼は経済解説者とありました。経済評論家と一味違うよう!? ← 評論家よりいいかも。
ベスト・セラーも多いです。私も買ったことあります。
国民全体が「誤解」している年金破綻論は「天動説」
省略しています
未納者が増えても年金は破綻しないことが’08年の社会保障国民会議の
シュミレーションで判明しました。
未納は国民年金の一部だけで起きているだけで、
制度全体に影響を与える規模ではない。
そして、そもそも国民年金は半分が税金から払われる仕組みなので、
未納者は将来、年金がもらえないばかりか、
単に「税金の払い損」になるためです。
この「未納が増えると年金が破綻する」のように、
誰もが「疑う余地のない論だ」と思ってしまうほど見事な
引っ掛け問題というのは、私は16世紀まで遡らないと見つけることができません。
それは「天動説」です。これは、子どもの時に誰もが経験をしていることだと思いますが、
最初は「地球ではなく空が動いているのだ」と信じていたはずです。
ところが、教育で「それは誤解だ」と知ることになる。
まさに、それと同じことが年金で起きていて、
そもそも「国民全員が誤解から始まる」という信じられないような背景が根本にあるわけです。
破綻論者はまた別の破綻論を唱え始めるのです。
出生率が低下したり、経済が低迷したりすると
「このままの状態で推移すれば破綻する」と予言を始めます。
出生率は’05年に底を打ち、現在では回復基調にあります。
経済についてもリーマン・ショックなどありましたが、
日本企業が全滅するはずもなく、
株価を見ても、ようやく平静を取り戻し上昇局面にあります。
年金や社会保障の分野は引っ掛け問題が多い分、
冷静に情報を見極めるのが重要になるのです。
TVで、最近も某経済評論家(TVによく出ている女性)が
年金は破綻していると言い切っていました。← 偉そうに^^;
そうなら、年金受給者に年金は振り込まれないはずですが、そんなことないです。
なんで、安易にそんなこと言うのか、訳が分かりません。
見ている人々に不安をあおって、何考えているのかと、いつも腹立たしいし、悲しくなります。