アドラーの 「幸せになる勇気」 を読んでいます。
あと少し残っています。
質問者の青年が教師になり、生徒との関係の悩みが尽きません。
今、広島市で起こった中学3年生の自殺が毎日のようにニュースで流れています。
これは同級生のイジメではなく、もっと、ひどい事件かもしれません。
学校、先生たちのいい加減さに驚かされました。
(万引きをしたとの間違ったレッテルを貼られてしまった男子生徒)
※ この学校に「1人の人を大切に」という思想がありません。
この言葉はアドラーの本に書かれていませんがアドラーの思想も同じだと思います。
どこでも、誰でも、この事を忘れなければ世の中は平和に向かっていきます。
校長先生と教師たちもこの本を読むと良いと思います。生徒との向き合い方が書かれています。
すぐに納得できないかもしれない。
きっと、今まで思い込んでいたことと、違っているでしょう。
読むと、驚きの連続。
悪いあの人、かわいそうな私
哲人: われわれがときおりカウンセリングで使用する、三角柱です。
あなたが座っている位置からは、三つの側面のうち二面だけが見えるはずです。
それぞれの面になんと書かれていますか?
青年: 一面には「悪いあの人」。もう一面には「かわいそうな私」と。
哲人: カウンセリングにやって来る方々は、ほとんどがこのいずれかの話に終始します。
自身に降りかかった不幸を涙ながらに訴える。または自分を取り巻く社会への憎悪を語る。
でも、我々が語り合うべきことは、ここにはないのです。
それを聞いてくれる人がいようと、一時のなぐさめにはなりえても、本質の解決にはつながらない。
青年: じゃあ、どうするのです。
哲人; 三角柱の、今隠れているもう一面。ここにどんなことが書いてあると思われます。
青年: もったいぶらずに見せてください!
哲人はゆっくりと三角柱を回転させ、最後の一面に書かれた言葉を提示した。
哲人: さあ、声に出して。
青年: ・・・「これからどうするか」
※ つづきは本を読んでみてください。
これを読んで、以前、マイ・ブログに書いたことですが、友人の娘さんから電話で、
相談されたことがありました。← 1時間以上。
その時の話が思い出されました。お母さんの悪口のオンパレード(悪いあの人)、
そして、かわいそうな私でした。
聞いてあげたことで、一時的に娘さんはスッキリしたでしょうが、私はカウンセラーではないので、
「これからどうするか」までは行きませんでした。一応、私が思ったことを話しましたが、
ほとんど聞く耳を持たない感じでした。
解決には、カウンセリング(アドラー哲学をまなんだ精神科医)を受けるのが良いと思います。