幸せアップ+α

TVを見ていることが多いし、いろいろ感じることがある。

太陽がいっぱい の続き

2012-08-13 13:18:54 | 映画

オリンピックも閉会式で終わってしまいました。

私は女子バレーボールが銅メダルを取ってくれたのが一番、嬉しかった

韓国戦は、流れが日本だったので、メダルを巡った戦いだったけれど、それ程、ハラハラせずに見られました。

ストレート勝ちで、先手必勝ということを、つくづく、感じました。

 

 

「山田宏一のフランス映画誌」 を図書館で借りて、「太陽がいっぱい」の項を読みました。

 

 殺人のあと、その衝撃の余波のように、にわかに風がたち、海が騒ぎ出す。

突風にはためく帆の音がうるさく、荒波が逆巻く、ヨットが大きくゆれる。

キャメラマンのアンリ・ドカはヨットの柱に体をしばりつけてもらい、

手持ちのキャメラで撮影したという。

ヌーベル・バーグの名手として知られたアンリ・ドカの迫力満点の撮影である。

 ルネ・クレマン監督は「脚本では不可能と思われたものも全てアラン・ドロンが可能にした」

「アラン・ドロンはトム・リプレイそのものだった」と語っている。

悪魔の心を秘めた天使の美貌というアラン・ドロンの魅力が決定的なスターのイメージに昇華したのも、

この作品からである。

 

キャメラマンが危険を顧みず撮影をしたのですね。名画には名キャメラマンも必要だし、

そして、A.ドロンが演じたからこそ、この映画がより一層、魅力的になったのですね。

淀川長治さんの見方(省きます)のことには触れていませんでしたが、ラストシーンのおだやかな海に浮かぶ小舟についての、

淀川長治さんの意見(省きます)に「眼力」の正しさの所以もそこにあるといえるかもしれない。と書いてありました。

 

この前、(「太陽がいっぱい」淀川長治)と検索した時、いくつかのブログなどを読みました。

その中に、淀川さんの映画塾に月一、通っていた人が、

淀川さんは、政治家に映画を月に2,3本見てほしいと言っていたと書いてありました

映画は人格を磨くのに、役立つので、そう言っていたのでしょうね。

感動する心を養うのにもいいですよね。鈍感な人って嫌です。

彼も政治家に人間らしくなってほしかったのでしょう

オリンピックのフェンシング団体はコーチから、「七人の侍」のDVDを見るようにと言われて、

3人で見ていました。団結力を強めるためだったのでしょうか。

その結果、銀メダルを獲得できましたね。

 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
映画の力 (keito2)
2012-08-13 15:20:05
女子バレーボールが銅メダル獲得、良かったですね
女子バレーと言えば、1964年のオリンピックを思い出します。
中学生でした。学校の体育の時間にTVで観戦しました。
もう、半世紀近くも昔の話ですねぇ
今回の日本女子チームの監督さんが1964年生まれでしたね。

いい映画って、観た人に大きな影響を与えるのですね。
フェンシングチームが「七人の侍」を観ていたなんてびっくりです。
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keito2 さんへ (るる)
2012-08-13 16:28:20
東京オリンピックは半世紀前になるんですね~。懐かしいです・・・。
8年後に又、東京で行われるといいですが
眞鍋監督もまだ、40代ですものね。

映画の力って、計り知れないですね。今はDVDで気軽に映画も見ることできるので、一生懸命見たいです。
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アラン・ドロンの魅力 (マープリスト)
2012-08-13 19:17:44
wowowでちょうど七人の侍を放送していたので見たばかりでした。モノクロで返って迫力があるように感じました。
想像の余地があることがいいのでしょうか。

太陽がいっぱいはアラン・ドロンの酷薄さが必要だったと思っています。すっかり忘れていたのですが、マット・デイモンの「リプリー」を見ていました。推理物としては秀作だと思いますが、雰囲気が全く違っていました。
マット・デイモンのファンなのですが、淀川さんが確信していたホモセクシュアルな感じはどう見てもなかったです。それが、合っているかどうかは別にしてそういう雰囲気をそこはかとなく漂わせるアラン・ドロンという俳優の魅力がすごいと思います。
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マープリストさんへ (るる)
2012-08-13 22:29:42
「七人の侍」はいつ見ても、面白いですね。
感動は古びないのですね。

私も「リプリー」は見なければと、見ましたが、「太陽がいっぱい」の印象が強いので、昔の映画の方はほとんど覚えているのに、新しいのに余り、記憶にありません。
A.ドロンがこの映画に出演したことは、ある意味
奇跡的ともいえるのではと思います。
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