ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

私たちは花に見られている ~地域散歩~

2020-11-30 | 散歩
お寺から隔月に送られてくる宗派の小冊子に、興味深い話が
載っていました。ある住職の方のエッセーです。

馬を飼っている農家の方から、馬市で馬を買う秘訣をご存知
ですかと聞かれたので、目を見て決めるのではないですかと
答えたところ、その反対で、馬のほうから人間を選ぶのですと
言われたのだそうです。

どういうことですかと尋ねると、馬は「この人なら」と思うと、
その人から目を離さない、そういう馬を買のですと返事が
返ってきたというのです。

この話に続けて、その住職の方はこう続けておられます。

「人間は、この自分がものを見る、と思いがちですが、実は
見られているのですね。」
「一輪の花もそうではないでしょうか。『美しい』と思って
近づくのは、その花に呼ばれているからだと思います。」

何と深い話だろうか、でも私にはそこまでの境地は到底無理と
思いつつ、久しぶりの地域のぶらぶら歩きです。

めっきり花が少なくなった今の時期でも、花壇に、上手に花を
咲かせている方がおられました。

ちょっと前に数輪咲いていた桜が、いつのまにか随分花をつけて
いました。冬桜だったんですね。清々しいです。



この鉢植えの赤い花は、ネリネ(ダイヤモンドリリー)では
ないでしょうか。ネリネはヒガンバナ科の花です。



菊には実に様々な品種がありますので、名前はわかりませんが、
アスターの系統でしょうか。モダンな感じです。







今もっとも目にするのがサザンカです。
ツバキは花がポタっと落ちるが、サザンカは花びらが散る
ところが違うと言われますので、それでいくとサザンカに
間違いないと思います。





初雪草みたいです。初雪草は名前と違って夏の花です。
ポインセチアの仲間です。
でも11月も末というのに咲いていました。
違ってるでしょうか。



三つ葉の上に群れて咲いている白と赤の花は、オキザリスの
ような感じですが、年中見かけるものより、ずっと大きな
葉と花です。






いろいろな方のブログや関係サイトを見ていましたら、どうやら
一般にハナカタバミといわれるものかもしれません。

オキザリスもカタバミも、同じもののようです。
どうやらオキザリスはカタバミ属の総称。
そのうちで、オキザリスというときは園芸種をさし、
これに対し通り沿いなどで、普段よく目にするものを
カタバミというようです。
詳しい方がおられましたら、教えてください。


花の名前がわかると、少しづつですがいろんなことがわかって
きます。「わかる」というのは楽しいです。
コメント (6)
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