京都の名所・旧跡めぐりで大事なこと。
もう一つあります。時間配分です。
実は仁和寺でだいぶ時間をとってしまい、計画が押せ押せになって
しまったんです。
行きたいところがあと2か所あったのですが、ガイド役のYさんの
アドバイスで、その2か所はほんの少し見るに留め、これまで訪ねたこと
がない「聖護院」(左京区)の特別公開を見にいくことにしました。
そうです、聖護院大根とか聖護院八つ橋とかいう、その聖護院です。
寺院のあたりの地名にもなっているんです。
平安時代後期の1090年に創建された聖護院は、「本山修験宗」の総本山です。
「本山修験宗」とは天台宗の流れをくむ修験道の一派のことだそうです。
パンフレットにある「山伏の総本山」のほうがわかりやすいですね。
山門脇には、石柱に「聖護院門跡」と出ています。
写真は、京都市のHPから借用させていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/99/605a9fd94ffaecd9329d4e4f4c8a380f.jpg)
門跡寺院というのは、皇族や公家などが出家して住職を務める寺院
(または住職)のことだそうで、寺院の格式を表しています。
特に聖護院は、第119代光格天皇の時代、天明の大火(1788年)で
御所が燃えた際などに、仮御所として用いられたことがあるそうです。
ちなみに、門跡寺院の始まりは、宇多天皇が退位後出家して住まわれた
仁和寺だそうです。
つまり門跡寺院は、皇室とのゆかりがある寺院ということですね。
パンフを見ると境内全体は次のようになっていますが、拝観できるのは
一部でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/24/eef752342b4c92bcc1e64d802a21184d.jpg)
表玄関を入る際に、職員の方が杖の私を見て、杖先を布で覆ってくれました。
何気ないのですが、思いやりの心を感じました。
また拝観の前に、聖護院の方から、聖護院の由来・文化財等について説明が
ありました。お寺の方の直接の説明は京都では始めてでしたので、丁寧さに
頭が下がりました。
さて、入り口付近にあったのは、なんと山伏の人形です。
これなら、わかりやすいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/ce/0b6bef6c38d1b6ec24f9b3dbdfeeb686.jpg)
また廊下には写真が掲げられ、平成12年(2000年)とあります。
開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)の一千三百年御遠忌の際の写真
だそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/c1/a0fe3307801159184eb6c13f849bb6e0.jpg)
宸殿です。宸殿というのは出家した皇族の住まいで、執務を行うところ
だそうです。襖絵が素晴らしいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/91/b87722def4d49df136ba9f010a99fce4.jpg)
奥に見えているのが本堂です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/a0/1f32ba59fcda52db58ec29a27521354d.jpg)
宸殿前の庭は、白砂が市松模様に描かれています。見事なものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/8c/4fbd27577300928cbb5f0bc3d5b23176.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/e5/813d4b00189e20c2caa8603e8aa30f05.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/73/a0f6da5fa95a0d24c1c957960cf43ff6.jpg)
建物内の中庭です。特別の庭ではないかもしれませんが、京都を感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/3d/a62ed87944213cef768d710decfc4463.jpg)
ところで、玄関わきには二つ輿がありました。
一つは、四方輿。
江戸時代のもので、宮門跡がお使いになったものだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/45/b3b79ce7db7ff8d19757d099e3b10cd9.jpg)
もう一つはそれより古いもののようですが、いつのものかなど、これから
研究されるそうです。
ちょっとボケてしまいましたが、貴重な文化財なのだろうと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/da/78369f6cfb362505bdb8888fd2e1b49b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/13/1cf40d944fd27654e71870a50abf7e7a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/0b/aa752c921ea11387a79555e76f06db86.jpg)
後から調べながら書いているのですが、正直のところ、歴史の話というのは、
どうも頭に入ってくれません(笑)。
ともあれ聖護院の拝観はこれで終わりになりました。
案内してくださったYさん、ありがとうございました。
お腹もすいていましたので、そのあと四条に出て遅いランチです。
京都らしくきれいなランチなので、写真に撮りました。
食べ終えましたら、元気が出ました(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/21/140699811822b907717e46c7258db14a.jpg)
まだまだ訪ねていない京都の寺社はたくさんあります。知人も何人かいます。
今回は会えませんでしたが、元気なうちに旧交を温めたいと思いました。
固い旅行記になってしまいました。お読みいただきありがとうございました。
(完)
もう一つあります。時間配分です。
実は仁和寺でだいぶ時間をとってしまい、計画が押せ押せになって
しまったんです。
行きたいところがあと2か所あったのですが、ガイド役のYさんの
アドバイスで、その2か所はほんの少し見るに留め、これまで訪ねたこと
がない「聖護院」(左京区)の特別公開を見にいくことにしました。
そうです、聖護院大根とか聖護院八つ橋とかいう、その聖護院です。
寺院のあたりの地名にもなっているんです。
平安時代後期の1090年に創建された聖護院は、「本山修験宗」の総本山です。
「本山修験宗」とは天台宗の流れをくむ修験道の一派のことだそうです。
パンフレットにある「山伏の総本山」のほうがわかりやすいですね。
山門脇には、石柱に「聖護院門跡」と出ています。
写真は、京都市のHPから借用させていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/99/605a9fd94ffaecd9329d4e4f4c8a380f.jpg)
門跡寺院というのは、皇族や公家などが出家して住職を務める寺院
(または住職)のことだそうで、寺院の格式を表しています。
特に聖護院は、第119代光格天皇の時代、天明の大火(1788年)で
御所が燃えた際などに、仮御所として用いられたことがあるそうです。
ちなみに、門跡寺院の始まりは、宇多天皇が退位後出家して住まわれた
仁和寺だそうです。
つまり門跡寺院は、皇室とのゆかりがある寺院ということですね。
パンフを見ると境内全体は次のようになっていますが、拝観できるのは
一部でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/24/eef752342b4c92bcc1e64d802a21184d.jpg)
表玄関を入る際に、職員の方が杖の私を見て、杖先を布で覆ってくれました。
何気ないのですが、思いやりの心を感じました。
また拝観の前に、聖護院の方から、聖護院の由来・文化財等について説明が
ありました。お寺の方の直接の説明は京都では始めてでしたので、丁寧さに
頭が下がりました。
さて、入り口付近にあったのは、なんと山伏の人形です。
これなら、わかりやすいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/ce/0b6bef6c38d1b6ec24f9b3dbdfeeb686.jpg)
また廊下には写真が掲げられ、平成12年(2000年)とあります。
開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)の一千三百年御遠忌の際の写真
だそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/c1/a0fe3307801159184eb6c13f849bb6e0.jpg)
宸殿です。宸殿というのは出家した皇族の住まいで、執務を行うところ
だそうです。襖絵が素晴らしいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/91/b87722def4d49df136ba9f010a99fce4.jpg)
奥に見えているのが本堂です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/a0/1f32ba59fcda52db58ec29a27521354d.jpg)
宸殿前の庭は、白砂が市松模様に描かれています。見事なものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/8c/4fbd27577300928cbb5f0bc3d5b23176.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/e5/813d4b00189e20c2caa8603e8aa30f05.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/73/a0f6da5fa95a0d24c1c957960cf43ff6.jpg)
建物内の中庭です。特別の庭ではないかもしれませんが、京都を感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/3d/a62ed87944213cef768d710decfc4463.jpg)
ところで、玄関わきには二つ輿がありました。
一つは、四方輿。
江戸時代のもので、宮門跡がお使いになったものだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/45/b3b79ce7db7ff8d19757d099e3b10cd9.jpg)
もう一つはそれより古いもののようですが、いつのものかなど、これから
研究されるそうです。
ちょっとボケてしまいましたが、貴重な文化財なのだろうと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/da/78369f6cfb362505bdb8888fd2e1b49b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/13/1cf40d944fd27654e71870a50abf7e7a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/0b/aa752c921ea11387a79555e76f06db86.jpg)
後から調べながら書いているのですが、正直のところ、歴史の話というのは、
どうも頭に入ってくれません(笑)。
ともあれ聖護院の拝観はこれで終わりになりました。
案内してくださったYさん、ありがとうございました。
お腹もすいていましたので、そのあと四条に出て遅いランチです。
京都らしくきれいなランチなので、写真に撮りました。
食べ終えましたら、元気が出ました(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/21/140699811822b907717e46c7258db14a.jpg)
まだまだ訪ねていない京都の寺社はたくさんあります。知人も何人かいます。
今回は会えませんでしたが、元気なうちに旧交を温めたいと思いました。
固い旅行記になってしまいました。お読みいただきありがとうございました。
(完)