少し気温が下がり、ほっとしたのも束の間。
これからまた、暑さがぶり返しそうですね。
しばらく行っていなかった国分寺市の「殿ヶ谷戸庭園」を、
先日訪ねてみました。
殿ヶ谷戸庭園については、何度もこのブログで紹介させて
いただいていますが、国分寺駅改札を出て、歩いて2分程度
のところにある庭園です。
自分が本当に人混みの中を抜けてきたのかと、いぶかるほどに
静けさが漂っています。
緑がいっそう濃くなり、庭園全体を穏やかな雰囲気にしています。
それは、いらだちや怒り、不安をすべて包み込み、私たちが自然と
ともにあることを、改めて考えさせようとしているようです。
紅葉亭(茶室)から見下ろす次郎弁天池、縁台のある休憩席に
飾られた七夕飾り、青もみじを浮かべたつくばい、
鹿おどし(ししおどし)、金魚が水の輪をつくる小池。
どれもが、忘れられようとしている和の風景です。
かつて武蔵野に自生していたとおもわれる山野草。
庭園内の各所にさりげなく溶け込み、四季折々に花をつけて
います。
先日目にしたのは、秋の七草に数えられるカワラナデシコ、
キキョウ、オミナエシ。
そしてヤマユリ、ヤブカンゾウ、オオバギボウシ、
ヒメヒオウギズイセン。
これはよくわかりませんが、キスゲなんでしょうか。
実をつけていたのは、ヒュウガミズキの青い実そしてサンザシ。
こうした景色や草木をみるたびに、自然を破壊し、争いを繰り
返している私たち人類の未来を危うく感じます。
どうか、世界が平和でありますように!
私がきのう行った六甲高山植物園ではまだヤマヤリは咲いていませんでした。
2020年7月に新潟に行った時、弥彦山登山に行った時、登山道に咲いていました。
六甲の植物園の草花は、どれも素晴らしいですが、
とりわけニッコウキスゲの群落は見事ですね。
オカトラノオの群落も他ではなかなか見られない
ように思います。
海だけでなく山にも神戸の魅力があふれていますね。