ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

ヒマワリの花、こうなっていたんです

2022-07-13 | 日記

ヒマワリの花をいただきました。

畑から切りとってきたばかりの花のようです。

花は、手のひらぐらいの大きさがあります。     

     

早速花瓶に生けました。

室内がぱっと明るくなりました。

 

花を見ると、花弁(花びら)が放射状に大きく広がり、

中心部は渦巻き模様になっています。

 

さらに大きく撮ってみました。

すると、花びらと渦巻き模様の間は、唐傘を逆さまにした

ような小さなピンのようなもので、取り囲まれています。

中心部の渦巻き部分は、ボツボツしたものでできています。

とにかく、こんなにまじまじとヒマワリの花を見たのは

初めてです。

 

そこで、できるだけ近寄って見てみました。

すると、中心はいくつかの渦巻きが組み合わさっていて、

まるで幾何学模様のようです。

なんと洒落たデザインではありませんか。

ところでこの渦巻きようのボツボツ。調べてみると蕾なんです。

 

ヒマワリの「花」の構造は次のようなんです。

放射状に広がる大きな黄色い花びらは「舌状花」と

呼ばれるもので、私は、これがヒマワリの花と

ずっと思っていました。

ところが、ヒマワリの花というのはこれだけでなく、

大きな花びらとボツボツの間にある唐傘を逆さまに

したようなもの、これも実は花びらだったんです。

「筒状花(とうじょうか)」というんだそうです。

 

ボツボツの蕾は開花して、唐傘をひっくり返した

ような小さな花になって、外側から中心に向けて

広がっていくんですね。

 

写真ではわかりにくいかもしれませんが、

筒状花の一番上がめしべ。その下がおしべ。

根元の部分を包み込んでいるのが花弁(花びら)。

つまり、ヒマワリは、小さな花がたくさん集まって

できている花というわけなんです。

一つの大きな花ではなかったんですね。

そう言われれば、たくさんの種ができるということ

納得できます。

 

花瓶のヒマワリは、3日ほどしましたら、

中心部にむかって筒状花の開花が進み、

蕾がどんどん小さくなっていきました。

自然って本当におもしろいですね。

(※今回の解説で間違っているところが

 ありましたら、ぜひ教えてください。)

 

世界が平和でありますように!


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2 コメント

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こんばんは (さざんか)
2022-07-13 21:52:28
ヒマワリの花の舌状花と筒状花は知っていましたが、筒状花は同心円状になっていると思っていました。
こんな渦巻きが重なったようになっているとは気付きませんでした。
筒状花が咲いているのを、唐傘をひっくり返したような、という表現は面白いですね。
お写真で花弁から雄蕊と雌蕊が出ている様子がよく分かります。
キク科の花は殆どこういう構造ですね。
アップのお写真、素晴らしいです。
黄色の花は周りを明るくしてくれていいですね。
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さざんかさんへ (ヒマヒマノキ)
2022-07-14 09:28:57
さざんかさん、おはようございます。
ブログにコメントをありがとうございます。
これまで、ヒマワリの黄色の鮮やかさに目を
奪われて、花がどんなものか考えたことも
ありませんでした。
筒状花の模様、一つ一つの花の構造など、
本当におもしろいと思いました。
もしかしたら、受粉の仕組みとも関係が
あるんでしょうか。
黄色い花は大好きです。元気がでますし、
幸せを感じます。また頑張って、花散歩に
でかけます。
返信する

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