子守唄
謝俊麗の家族と昼食をして家に帰った時、撓撓(ナオナオ)が眠そうになった。すると祖父が抱き上げて、優しい声で何か口ずさみながら、家の中を歩いた。すぐに撓撓は寝入ってしまい、祖父は自分の部屋に連れて行ってベッドに寝かした。
日本の子守唄のようにゆったりしたメロディーではなく、何かささやきかけるようなリズミカルなものだった。チャットで俊麗に聞くと「大老猫,你別来,我家的撓撓要睡覚(ダアラオマオ、ニイビエライ、ウォチャアタナオナオ・ヤオシュイチャオ)」と書き送ってきた。口ずさんでみると確かにリズミカルだ。訳してみると「大きな年寄り猫。来ないでおくれ。うちの撓撓は寝るんだよ」となる。なぜ「大老猫」なのか由来は分からないが、昔から言い伝えられているものだろう。もう1つあったようだが方言で訳しにくいと俊麗は言った。
撓撓は祖父でないと寝付かないという。祖父に抱かれて優しい声を聞いていると安心するのだろう。良いおじいちゃんだ。
料理店で
秦腔
果果や小雨の家族と食事をした後、近くの豊慶公園という所を散策した。しばらくして彼らと別れて謝俊麗夫婦と家に帰ることにし、公園を出ようとすると、楽器を奏でる音や歌声が聞こえてきたので俊麗に尋ねると、陝西省の音楽で秦腔だと言ったので見に行くことにした。公園内の周辺には回廊があって、その一角で秦腔が行われていた。
秦腔(チンリアン)は西安がある陝西省で行われている地方劇の一種と言う。ここで演じていたのは曲と歌だけで劇はなかったが、掲げてある紅い幕を見ると「西安市豊慶公園民衆秦腔自楽班」とあったから、この公園を常舞台にしている同好会のようなものなのだろう。さまざまな中国楽器で合奏し(チェロもあった)、その前には女性が立って歌っていた。しばらくすると男性に代わったが、どうやら喉自慢のようなものらしかった。周囲にはやや年齢の高い聴衆が熱心に聴いていた。私にはもちろん歌詞の意味は分からないし、俊麗にも分かりにくいものらしい。しばらく聴いてからそこを後にしたが、曲全体としてはなかなか魅力的なものだったし、雰囲気がよかった。
謝俊麗の家族と昼食をして家に帰った時、撓撓(ナオナオ)が眠そうになった。すると祖父が抱き上げて、優しい声で何か口ずさみながら、家の中を歩いた。すぐに撓撓は寝入ってしまい、祖父は自分の部屋に連れて行ってベッドに寝かした。
日本の子守唄のようにゆったりしたメロディーではなく、何かささやきかけるようなリズミカルなものだった。チャットで俊麗に聞くと「大老猫,你別来,我家的撓撓要睡覚(ダアラオマオ、ニイビエライ、ウォチャアタナオナオ・ヤオシュイチャオ)」と書き送ってきた。口ずさんでみると確かにリズミカルだ。訳してみると「大きな年寄り猫。来ないでおくれ。うちの撓撓は寝るんだよ」となる。なぜ「大老猫」なのか由来は分からないが、昔から言い伝えられているものだろう。もう1つあったようだが方言で訳しにくいと俊麗は言った。
撓撓は祖父でないと寝付かないという。祖父に抱かれて優しい声を聞いていると安心するのだろう。良いおじいちゃんだ。
料理店で
秦腔
果果や小雨の家族と食事をした後、近くの豊慶公園という所を散策した。しばらくして彼らと別れて謝俊麗夫婦と家に帰ることにし、公園を出ようとすると、楽器を奏でる音や歌声が聞こえてきたので俊麗に尋ねると、陝西省の音楽で秦腔だと言ったので見に行くことにした。公園内の周辺には回廊があって、その一角で秦腔が行われていた。
秦腔(チンリアン)は西安がある陝西省で行われている地方劇の一種と言う。ここで演じていたのは曲と歌だけで劇はなかったが、掲げてある紅い幕を見ると「西安市豊慶公園民衆秦腔自楽班」とあったから、この公園を常舞台にしている同好会のようなものなのだろう。さまざまな中国楽器で合奏し(チェロもあった)、その前には女性が立って歌っていた。しばらくすると男性に代わったが、どうやら喉自慢のようなものらしかった。周囲にはやや年齢の高い聴衆が熱心に聴いていた。私にはもちろん歌詞の意味は分からないし、俊麗にも分かりにくいものらしい。しばらく聴いてからそこを後にしたが、曲全体としてはなかなか魅力的なものだったし、雰囲気がよかった。