中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

京都御所

2009-11-10 10:34:35 | 身辺雑記
 以前よく講座に参加し、その後もパソコンのことでいろいろとアドバイスをもらったりしているパソコン教室主催の「デジタルカメラピクニック」で京都御所の特別公開(11月1日~10日に行った。

 平安京は平城京から遷都して以来、その中心の紫宸殿を正殿とする大内裏はたびたび焼失しては再建することを繰返し、そのたびに一時的な皇居としての里内裏が造られた。京都御所はその里内裏の一つだったが、平安京の歴史の後半の五百数十年は、1869年の東京奠都までここが皇居だった。官邸や公家の屋敷があった周辺は現在は広大な京都御苑となり、京都御所はその中にある。

 右手が京都御所。石の基壇の上に造られた築地(ついじ)で囲まれている。


 宜秋門。摂家親王、門跡、公家などが利用し。公家門、唐門(からもん)とも言う。


 御車寄(おくるまよせ)。宜秋門から入った公家達は、ここから参殿した。


 諸大夫(しょだいぷ)の間。正式参殿の時、先ずここに控えた。桜の間、鶴の間、虎の間の3室が連なっている。






 新御車寄(みくるまよせ)。天皇のための玄関。大正4年の即位礼の折に、自動車が利用できるように新築された。


 建礼門。御所の南側にある正門。


 紫宸殿の南庭を取り巻く回廊と承明門。


 紫宸殿。京都御所の正殿。即位礼や節会などの儀式の場。右手が左近の橘。


 右近の桜。


 紫宸殿の木組み。


 紫宸殿南庭と回廊。南庭も重要な儀式の場。


 清涼殿。天皇の日常生活の場。


 小御所。皇子の元服や立太子礼、幕府の使者や大名の拝謁などに使われた。




 御学問所。学問、月々の和歌の会などに使われた。


 御池庭。御学問所に面する回遊式庭園。


(続)