中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

縮む

2009-11-13 08:51:10 | 身辺雑記
 市の医療助成課から後期高齢者健康診査の受診通知が来た。任意ではあるが受けた方がいいと思って、先月かかりつけの医院で受診した。

 検査は肺癌、大腸癌、前立腺癌などの検査を含めてX線撮影や血液採取があった。諸検査の前に体重と身長を測ったが、体重は一時よりも減っていて適正に近づいていたので安心したが、身長は何と若い頃よりも3センチも減っていたので驚いた。私は元来背は高くない。最も高い時でも163センチ少ししかなかった。それが一挙に3センチも減ってしまった。古い言い方をすると1寸も減ったことになる。

 この1,2年、どうも自分が小さくなっているような感じがしていた。もともと姿勢はあまりよくないし、年をとるにつれ前かがみになりがちで、歩く時には腰を落とすからだと思っていたのだが、実際に身長が縮んでいたのだった。それにしても3センチは縮み過ぎではないかと思ったが、医院の先生は別に不思議そうな顔ではなかったから普通のことなのだろう。よく考えてみるとそうなのかも知れないと思った。背骨を構成している脊椎骨の間にはクッションの役割をしている軟骨があり、それは年をとるにつれて磨り減るから、それが原因なのだろう。

 家に帰って調べてみると、人間の背骨は頚椎から始まって尾椎までおよそ30個の脊椎骨からなっている。胸椎と腰椎、その間の仙椎だけでも合わせて20個以上ある。それぞれの脊椎骨の間には軟骨があり、その軟骨が2ミリずつ磨り減っても全体としては3センチくらいは縮むことになるわけだ。納得はしたが、ただでさえ小柄なのにと、少し忌々しくなり、年をとったことを思い知らされた。これからは小さいおじいちゃん(小爺爺)でいくわけだ。