老人力
最近はどうも指先の力が弱くなったようだ。飴などが密封されている包装袋のギザギザの部分を切ろうとしても、ちょっと頑丈だとなかなかうまくいかない。缶を開けようとして蓋についているタブを引っ張ろうとする時も少し手間取ることがある。Hr君やHg君もそうだと言う。力が入らないだけでなく、指先が鈍くなったようなったようで、シャツの小さなボタンを留めたり、新聞や本のページをめくる時にももたつくことがある。これも年のせいで、年をとるとこういうものなのだろう。いや、何かにつけ「年をとると」とか、「年をとった」と思うのは消極的でよくないのだそうだ。ある人の書いたものを読むと、そういう時は「老人力がついてきた」と積極的に考えるべきだと言っていた。物は考えようということなのだろうが、生活の知恵などのようなことならいざ知らず、足腰が弱ったり、指先の力が弱ったりしても「老人力がついてきた」と言うのは、なんだか負け惜しみのような気がしないでもない。(11/2)
木枯らし
2日前には25度くらいもあって日中は汗ばむほどで、外では雌雄2匹の蝶が暖かい日差しの中をくるくる回りながら追いつ追われつして、春先のような光景だった。それが一転して今日は寒く強い風が吹き、地面には落ち葉が舞っていた。近畿では木枯らし1号が吹いたという。インタネットの気象情報で天気図を見ると、冬型の気圧配置になっている。本格的な冬の到来か。北の方ではもう雪になっているようだ。まだ暖房は入れていないが、そろそろ石油購入の手配もしなければならないだろう。男物の衣服を扱っている卒業生のI君の店では先月には冬物に入れ替えていたが、こんなに暖かいととぼやいていたから、これで少しは希望が持てるか。今年も後2ヶ月足らずとなった。慌しいことだ。(11/2)
中央新幹線
超電導磁気浮上式リニアモーターカーを使って、東京―大阪間を時速500キロで67分で結ぶという構想で、JR東海では2年前に東京-名古屋間で2025年をめどに先行開業させると発表していた。最速で40分で結ぶそうだ。このほど大阪までの延伸が発表されたようだが、それによると予定は2045年、今から36年後になると言う。夢の新幹線と言うことだが、36年後に開業とは、私にとってはまさに夢物語だ。どんなに頑張ってもその時には112歳だから乗れるはずがない。もし乗れたら大きなニュースになるだろう。私どころか、今48歳と45歳になる息子達でも覚束ない。息子達は東京ー名古屋では乗れるかも知れない。中央新幹線を計画している技術者達も、テスト路線は別にして誰も自分が乗れるとは考えていないだろう。未来への計画と言うものは、自分が生きている間になどという視野では到底実現するものではない。中央新幹線は、おそらくよほどのことが起こらない限り実現するだろう。その頃の日本や世界はどのようになっているのだろう。孫たちや、西安の撓撓や宸宸たちのためにも平和な世界であってほしい。リニアモーターカーそのものには、僅か15分の路線だったし、取り分け感動的、驚異的なものでもなかったが、上海で乗ったことがあるから、それで良しとしておこう。(11/3)
大丈夫です
あるフアーストフード店に入っていた時、30歳前らしい会社員風の男性が入ってきて注文した。いくつかの品名を言い、一区切りついたところで注文を聞いていた女性店員が「おあと、○○などはいかがですか」と尋ねた。するとその男性は「大丈夫です」と答え、店員は頷いて金額を言い、男性は支払いを済ませた。このような場合は「結構です」とか「要りません」というところなのに「大丈夫です」はどういう意味なのだろうと奇妙に感じた。しかし女性店員には意味が通じたようだから、近頃の若者言葉なのかも知れない。言葉は意味や使い方が変化するものにしても、この「大丈夫です」にはちょっと驚いた。(11/4)
最近はどうも指先の力が弱くなったようだ。飴などが密封されている包装袋のギザギザの部分を切ろうとしても、ちょっと頑丈だとなかなかうまくいかない。缶を開けようとして蓋についているタブを引っ張ろうとする時も少し手間取ることがある。Hr君やHg君もそうだと言う。力が入らないだけでなく、指先が鈍くなったようなったようで、シャツの小さなボタンを留めたり、新聞や本のページをめくる時にももたつくことがある。これも年のせいで、年をとるとこういうものなのだろう。いや、何かにつけ「年をとると」とか、「年をとった」と思うのは消極的でよくないのだそうだ。ある人の書いたものを読むと、そういう時は「老人力がついてきた」と積極的に考えるべきだと言っていた。物は考えようということなのだろうが、生活の知恵などのようなことならいざ知らず、足腰が弱ったり、指先の力が弱ったりしても「老人力がついてきた」と言うのは、なんだか負け惜しみのような気がしないでもない。(11/2)
木枯らし
2日前には25度くらいもあって日中は汗ばむほどで、外では雌雄2匹の蝶が暖かい日差しの中をくるくる回りながら追いつ追われつして、春先のような光景だった。それが一転して今日は寒く強い風が吹き、地面には落ち葉が舞っていた。近畿では木枯らし1号が吹いたという。インタネットの気象情報で天気図を見ると、冬型の気圧配置になっている。本格的な冬の到来か。北の方ではもう雪になっているようだ。まだ暖房は入れていないが、そろそろ石油購入の手配もしなければならないだろう。男物の衣服を扱っている卒業生のI君の店では先月には冬物に入れ替えていたが、こんなに暖かいととぼやいていたから、これで少しは希望が持てるか。今年も後2ヶ月足らずとなった。慌しいことだ。(11/2)
中央新幹線
超電導磁気浮上式リニアモーターカーを使って、東京―大阪間を時速500キロで67分で結ぶという構想で、JR東海では2年前に東京-名古屋間で2025年をめどに先行開業させると発表していた。最速で40分で結ぶそうだ。このほど大阪までの延伸が発表されたようだが、それによると予定は2045年、今から36年後になると言う。夢の新幹線と言うことだが、36年後に開業とは、私にとってはまさに夢物語だ。どんなに頑張ってもその時には112歳だから乗れるはずがない。もし乗れたら大きなニュースになるだろう。私どころか、今48歳と45歳になる息子達でも覚束ない。息子達は東京ー名古屋では乗れるかも知れない。中央新幹線を計画している技術者達も、テスト路線は別にして誰も自分が乗れるとは考えていないだろう。未来への計画と言うものは、自分が生きている間になどという視野では到底実現するものではない。中央新幹線は、おそらくよほどのことが起こらない限り実現するだろう。その頃の日本や世界はどのようになっているのだろう。孫たちや、西安の撓撓や宸宸たちのためにも平和な世界であってほしい。リニアモーターカーそのものには、僅か15分の路線だったし、取り分け感動的、驚異的なものでもなかったが、上海で乗ったことがあるから、それで良しとしておこう。(11/3)
大丈夫です
あるフアーストフード店に入っていた時、30歳前らしい会社員風の男性が入ってきて注文した。いくつかの品名を言い、一区切りついたところで注文を聞いていた女性店員が「おあと、○○などはいかがですか」と尋ねた。するとその男性は「大丈夫です」と答え、店員は頷いて金額を言い、男性は支払いを済ませた。このような場合は「結構です」とか「要りません」というところなのに「大丈夫です」はどういう意味なのだろうと奇妙に感じた。しかし女性店員には意味が通じたようだから、近頃の若者言葉なのかも知れない。言葉は意味や使い方が変化するものにしても、この「大丈夫です」にはちょっと驚いた。(11/4)