中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

ブログを始めて4年

2010-08-14 10:44:57 | 身辺雑記
 2006年8月13日にブログを初めて今日で4年目になる。歌人の俵万智さんのデビュー作『サラダ記念日』(河出書房新社)の顰に倣うなら、今日は私の「ブログ記念日」と言うことになる。始めてから1496日がたった。これまで掲載した数は1219件、使った写真は4980枚になっている。まさに「塵も積もれば」と言うことだ。

 近くのパソコン教室で習ってから何気なくブログを始めた最初の頃、写真は1枚で、文も今流行のツイッターに毛が生えた程度のもので、人が見るということはまったく意識しなかった。思いついたことをちょっと綴る、日記のようなつもりで、たとえば、始めて2回目はこんなものだった。

 「我が家のすぐ近くにちょっとした水田がある。今日通りかかったら、一斉に花をつけていた。美しい緑色の茎から出ている花穂に着いている小さな白い花はとても可憐で美しい。さて今年の稔りはどうだろうか」

 これはこれでいいと思うのだが、それが回を重ねるうちにだんだん長い文章になってしまった。知人からはもう少し短くしたほうがいいと忠告もされ、心がけてみたのだが、どうもうまくいかない。書くことは過去の仕事柄、特に苦になることはないのだが、どちらかというと短く文を収めるのには苦心するほうだ。5000字ほどの原稿を依頼されたこともあるが、そういう場合にはいいのだが、例えば800字と指定されても、すぐに1000字くらいになり、苦心して削ると最初の起承転結が崩れてしまう。かつてはパソコンがなかったから、修正するのが楽ではなかった。

 ブログを日記のようなものと考えて、私的なものを公開するのはどうかという疑問もあるようだが、日記というよりもエッセーだと考えている人もある。私も今ではそう思うようになっている。北海道のブログ友のSさんはほとんど毎日書いているが、いつも400字以内くらいに収まっているので感心する。自然体の肩肘張らない文体で、日記とエッセーが交じり合ったようなものだ。軽妙な文章も書いてみたいのだが、私の性格もあるようで、我ながら堅苦しいなと思うこともある。

 編集画面の一覧を開くと、前日の私のブログへのアクセスの閲覧数、訪問者数などが示される。訪問者は日に130前後~150前後で、たまには190を超えたこともあったが、静岡のAさんや北海道のSさんほどは多くはない。それでも毎日これくらいの数の方に見ていただいていることは有難いと思う。記録が示されているので見てみると、この4年間で訪問者数は65762、閲覧数は186612 になっている。

 回を重ねるうちにコメントが寄せられるようになった。中国など思いもよらないところから来て驚くことがあった。ひと頃はよくあったコメントも今はあまりないが、それでも拙い文にコメントが寄せられるのは有難いと思う。私も気に入ったブログにコメントを寄せているが、そうやってだんだんブログ友ができてきた。北海道のSさん、隣の市に住むOjさん、静岡のAさん、神戸のUさん、東京近郊のTさんなど皆会ったこともない人たちだが、コメントを交わしているうちに何かいつでも会っているような気がしている。これからもブログ友は大切にしていこうと思う。

 私は他人には興味がないだろうと思うことでも、私自身の記録、覚書のためにまとめることがほとんど(特に旅行記)だし、老化防止の頭の運動と思って続けているが、やはりどこかで読んでもらっていることは意識して、杜撰なものにならないようにしていきたい。

 70歳近い男性が新聞の読者の声の欄で「高齢者の私にとってブログは世界を広げ、日常生活に潤いをあたえてくれるものです」と書いていたが同感だ。


  (日曜日はブログを休みます)