中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

灯籠流し

2010-08-16 09:43:01 | 身辺雑記
 当市を流れる武庫川で灯籠流しが行われると言うので観に行った。燈篭流しは盆の終わりに死者の魂を弔って灯籠を海や川に流す、盆の行事送り火の一種で、本来は仏教的習俗だが、当市では観光行事として行っている。

 7時半頃、暗くなってから行ったが、もう始まっていた。







 川面に灯をともした灯籠が、点々と下っていく様子を想像していたのだが、灯籠は筏のように縦につないで、それをカヌーで引っ張りながら行き来するもので、ちょっと期待外れだった。河の汚染を防ぐために仕方がないことなのだろう。少し微風があり、そのために点けた灯もよく消える。







 青色発光ダイオードを内蔵したプラスティックのボールを「宝塚蛍」と称して売っていて、これを灯籠に入れて流すのもあった。









 河岸にぶら下げられたボール。



 撮りそこないの写真が蛍のように見せている。



 河岸のそばの水面に置かれたボール。



 行事協賛の企業などの灯籠。



 川の向こうは温泉街。昔は古びた温泉旅館街だったが、今は旅館は高層のホテルと化し、マンションも多く、温泉町らしい風情ではなくなっている。

 


 川のそばだったのでさすがに涼しかったが、灯籠流しそのものは何か情緒が感じられないもので、観光行事となるとこんなものかと暑苦しい気がしながら帰った。