中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

医療費

2010-08-25 09:04:54 | 身辺雑記
 かかりつけの医院で2週間ごとに薬をもらっているが、最近は薬代を支払うと「領収書と一緒に「診療明細書」というものをくれる。この4月からの保健料改定に伴って、患者に対する医療費の「明細書」の無償発行が原則として義務化されたようだ。医療の透明化、医療機関と患者の間の信頼醸成を目的としているとのことだ。


 最近もらったものはこうなっている。各項目の( )の数字は点数。

 再診料(69)
 外来管理加算(53)
 地域医療貢献加算(3)
 明細書発行体制等加算(1)
 特定疾患療養管理料(診療所)(225)
 以下投薬された6種類の薬の明細(35×14日分)
 特定疾患処方管理加算(処方料)(18)
 内服・屯服調剤料(外来)(9)
 外来処方料(6種類以下)(42)

 支払っているのは、診察料と薬代だけかと単純に思っていたが、こうしてみるとずいぶんいろいろな項目がある。地域医療貢献加算とか明細書発行体制等加算、特定疾患処方管理加算とか何やらよく分からない項目だが、医師会や厚生労働省の役人が頭を絞って考え出し、それぞれ根拠があるのだろう。忙しい医師にわざわざ説明を求めることでもないので自分で調べてみた。

 外来管理加算とは、「一定の処置や検査等を実施せずに計画的な医学管理を行った場合に算定できるもの」のようだが、私の場合はいつもまず血圧検査をしてから、体調などについて簡単な遣り取りを医師とするくらいだから、これが外来管理加算の対象になるのかよく分からない。地域医療貢献加算というのは「休日や夜間の患者からの問い合わせに応じている診療所を対象としたもの」。私は休日や夜間に世話になったことはないが、急なときにはいつでも来てくださいよと言われたことがある。明細書発行体制等加算とは「健康保険組合に請求する診療報酬明細書(レセプト)を電子請求している診療所を対象にしたもの」。特定疾患処方管理加算とは「厚生労働省の定めるものを主病として通院している場合に加算されるもの」。私の場合は軽い高血圧だ。地域医療貢献加算や明細書発行体制等加算は、どうして患者が負担することになるのか分からない。当該診療所に減税など何らかの措置をしたらいいのではないかというのは素人考えか。
 

 領収書の項目は、

  初・再診料 125点  これは明細書の上から4つの項目の合計。
  医学管理等 225点
  投薬    559点  明細書の薬の合計。 

   合計    909点

 これに対する保険料は9,090円で、負担額は1割だから支払った金額は910円だった。2週間に1回がこの額だから1ヶ月に支払う医療費は2,000円ほど。やはり元気でいるのに越したことはない。もっとも「後期高齢者医療保険料」として毎月3万円以上支払っていて、年金生活者にとってこれはバカにならない。