久しぶりに東京へ行ってきました。今回は日帰り、朝一番の中央線特急「あずさ」に乗りました。出かける時はまだ日の出前、月がきれいでした。
高い山から日が当たってきました。甲斐駒ヶ岳です。
日の出は韮崎付近でした。「甲斐駒ヶ岳」はきれいに見えましたが、「富士山」はかすかに見える姿で霞んでいました。
今回は世田谷と目黒の辺りをコンパクトに歩く予定で新宿から渋谷へ、そして井の頭線に乗りました。何と井の頭線に乗るのは半世紀ぶりくらい…渋谷も久しぶりで、思わずスクランブル交差点やハチ公像の写真を撮ってしまいました(笑)
目的地は京王井の頭線で駒場東大前下車の「日本民藝館」です。民藝運動を牽引した「柳宗悦」によって1936年に設立され、古今東西の工芸品(陶磁、染織、金工、石工など)を蒐集、展示しています。日本民藝館の向かいには西館の長屋門がありました。その奥は旧柳宗悦邸です。
建物内部は写真撮影禁止なので外部の展示品などです。梅のつぼみが膨らんでいました。
今回の企画展は「仏教美学 柳宗悦が見届けたもの」でしたが撮影禁止で写真がありません。パンフレットから…表面は13世紀のフランスの作品で裏面は仏教美学を追求する中で蒐集した造形物と著書です。
一部のこのコーナーだけ写真撮影が許可されていました。説明書きは意図的に無く、直観で見て下さいとのことでしたが、それぞれの作者の想いが伝わってくるような作品たちでした。
ここには「棟方志功」の作品が沢山収蔵されていて、企画展も度々開かれているようでした。パンフレットからと絵葉書からです。
こちらの絵葉書は18世紀の壺と水滴、それに15~16世紀の壺で朝鮮王朝時代のものだそうです。
ずっと気になっていて、行ってみいたいと思っていた「日本民藝館」です。古い建物も趣あるものでしたし、日々の生活の中で使われた器や工芸品の中にある美...ここでたくさん出会うことが出来、嬉しい時間でした。