「旧前田家本邸和館」のガイドツアーの後、今度は「旧前田家本邸洋館」のガイドツアーに参加しました。洋館は昭和4年に前田家の16代当主前田利為候が居宅とし、海外からの賓客も迎えられる様に建てたものです。イギリスのカントリーハウス風に造られています。鉄筋コンクリート造りでスクラッチタイルと大華石の装飾が施されています。正面からの姿と広場から見た洋館、建物後方の姿です。
入口の車寄せを入ると重厚で広々とした玄関広間があります。蛇紋石の柱、チーク材の梁、寄せ木細工の床など豪華なものです。
大客室、小客室にも工夫がこらされていて、居心地の良さそうな空間が広がっていました。
この客間の床に敷いてある絨毯にこんなに美しいプリズムによる光が差していました。窓ガラスの縁がプリズムになっていました。
大食堂も豪華なものでした。
大食堂のマントルピースの周囲には金唐革紙が貼られていました。ずいぶん色あせてしまっていましたが、貴重な金唐革紙がここで見られて嬉しかったです。金唐革紙は旧岩崎邸にもあり、地元の林家住宅にもあって今や現存するものが少ない貴重な壁紙です。
食堂の飾り棚に当時の食器や絵皿などが飾られていました。
階段下には小さな「イングルヌック」と呼ばれる休憩室があってステンドグラスが美しかったです。
優雅な大階段を上って2階を案内していただきました。ここにもチューダー様式のステンドグラスの窓があって素敵でした。
2階には書斎や家族の部屋がありました。
夫人の部屋や寝室の調度品も豪華で、イギリスに駐在していたので、そちらのハンプトン社であつらえたものが多いそうです。寝室の枕元には前田家に伝わる守り刀が置かれていました。
それぞれの部屋のシャンデリアも豪華で注目でした。
イギリスから帰国する時に使ったトランクにも加賀梅鉢の家紋がありました。
最後に駒場公園に咲いていた花たちです。まだ(?)バラの花が咲いていて驚きでした。サザンカやシャクナゲ(?)、それにツバキやスイセンもたくさん見かけました。
丁寧な案内で旧前田家本邸の建物をじっくり見学することが出来て良かったです。この後、目黒に向かいました…
しょうか?
それとも参加者は勝手に好きな場所にいくらでも
佇んでいられるのでしょうか?
私の場合、見始めたら、長引きそう(笑)
これまたすごいですね。
鎌倉の華頂邸みたい。でも華頂邸は木造で
もっと田舎風というか、カントリーハウス風です。
つくりが面白いですね。
いろいろわからないこともあった時代に
考えながら設計したのでしょう。
輸入できるものは輸入。なかには見様見真似
で手作りの箇所もあったに違いない。
カーペットは踏めないのでしょうね?
どんなものを持って来たのでしょう?
ちょっと触ってみたいです。
No.3MAYEDA.の箱がいいですね。
お宝探偵団に出したらいくらになるか?
などと想像してしまいました(笑)
途中で質問もできますし、ゆっくり見たい箇所があれば
ガイドが終わった後に自由に見学できます。
私は途中でじっくり見たくていつも遅れがちでした(笑)
洋館もなかなか豪華で手がかけられていると感じました。
鎌倉には旧前田家別邸以外に華頂邸という建物があるのですね。
これも検索してみたら素敵な建物!
見てみたいものと思いました。
内部は東博を手掛けた方も参加したそうです。
この時代、手探りの所もあったでしょうね。
家具などはイギリスから輸入したものもあったようです。
当時のものが残っていて興味深く見てきました。
この洋館も和館も下足禁止、裸足も禁止…
寒いこの時期なので山用の厚い靴下を履いて出かけて正解でした。
靴を袋に入れて持参して見学するのが難点でしたが…
カーペットも当時のものが保管されている部屋もあって、
そこは踏み入ることが出来ませんが見ることはできました。
他の部屋や木の床などは自由に踏み入ることが出来ました。
このトランクは良い雰囲気を醸していました。
帰国の際にはこの箱が15個もあったそうです。
前田家の資料などはここにある倉庫に入っているようです。
どんなものがあるのか公開していただきたいものですが、
公開した場合、管理が大変で仕舞い込んだままのようです。
お宝が眠っているかもしれませんね(笑)
稀にしか開放されないんです。
でも開放された日にはすごい人。特に最近は
人気です。木造ですごくよく出来ていますよ。
10年前のものですが、私の投稿があります(笑)。
よろしければどうぞ。
前半
https://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/271dc49207952892f1a2f9a4cb6100d5
後半
https://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/aa51bd194d0582acf894682c53119812
旧岩崎邸には娘と行きました。
そこで、金唐紙を始めて知りましたが、その後、広島の呉にある何邸だったか?
海軍絡みの邸宅で、もっと沢山ありました。
しかも、型押しとか作る道具も残されていて、
なんと、一日体験で、自分で作れるみたいでしたよ。
3月、呉に行くので、時間があったら再訪したいと思っています。
和館、来客用なのですね。
進駐軍が壊さなかったのかしら?
丁寧なブログで「旧前田家本邸洋館」の様子もガイドツアーにご一緒できました。
重厚な雰囲気、どこをとってもさすがに前田家(知らないのにまた言ってしまいます)
トランク! 船旅のあの時代・・外国の物語の中のよう。
あ、あちらは革、これは木箱? 家紋や金具に惹かれます。
「MAEDA」ではなく「MAYEDA」って いかにも英国。
(これも知らないまま 書いています。前田って 私ならMAEDAと書いてしまう)
プリズムがしっかりときれい!
こんなにはっきりとしたプリズムは理科の時間にしか見たことはありませんでした。
ガラスの違いかしら? 厚いガラス? あ、縁が斜め?
・・止めておきます。理科は苦手(理科も苦手)
「スクラッチタイル」って片倉館で初めて耳にしたもので その後 どこかにいっても「スクラッチタイル」だけはわかるようになりました。
私は ガイドを受けてもいろいろなことは「3秒」で忘れてしまいますが タッジーマッジーさんはメモを取りながら進むのですか?
「大華石の装飾」とか「蛇紋石の柱」とか「イングルヌック」「チューダー様式のステンドグラスの窓」などなど 私は初めて聞く言葉。
歩きながらではとても覚えられません。(歩いていなくても同じですが)
「金唐革紙」は旧岩崎邸、林家住宅で見ていました。
(時代劇で見るお大尽の「金唐革」と同じようなのに「紙?」とその技術に驚いたものです、で 記憶していました)
知らない所を拝見するのも楽しいですが こうして知っている場所が出てくるとなんだかうれしいです。
「駒場公園」・・
半世紀前もそうだったのかしら。
兄が少しの間 このあたりに下宿していて それが「洋館」だったのです。
玄関、珍しいドアや窓だけ覚えている程度で記憶が飛んでいます。
今度 兄と思い出話にしてみます。
次は「目黒」
さてさて 楽しみにしています。
そんな時に行くことが出来るのは
地元におられるからこそ!いいですね。
おちゃさんが行かれた時の記事、
じっくりと見せていただきました。
本当に素敵な建物とこの時しか見られない内部…
素晴らしいつくりになっていますね。
ますます見に行きたくなりました!
庭は公開されているようですので、
せめてお庭と建物の外見だけでも…
そんな希望も抱きました。
素敵な建物の紹介、ありがとうございました。
旧岩崎邸は私も見学しましたが素晴らしい建物ですし、
内部の装飾も見事ですよね。
金唐紙の壁が復元されていてそれも注目でした。
旧前田家本邸にもそれが残っていて嬉しかったです。
呉の洋館にも金唐紙の壁があるそうですね。
そちら方面に行ったら見てみたい場所です。
体験できる機会も貴重なものでしょうからそれも良いですね。
和館は来客用に使い、生活は洋館でしたようです。
進駐軍に接収されて豪華な壁紙は
ずいぶん剝がされてしまったようです。
でも建物が残って良かったです
解説を聞きながら注目箇所を撮っていたら写真が一杯に…
これでもずいぶん削って載せたのですが、長くなってしまいました。
長々と綴った記事にお付き合いいただきありがとうございました。
重厚な雰囲気は加賀百万石の前田家と結びついて
「さすが」と言えるものかと思います。
ガイドさんでさえ、「さすが前田家」と言っていました(笑)
この木製のトランクは注目でした!
家紋や金具も惹かれますね。
15個もあったようですからその中身も気になるところ…
私も後で見て「МAYEDA」が気になりました。
そこで気づけばガイドさんにお聞きも出来たのですが…
プリズムのことは私もおぼろげな知識で…
ガイドさんの「ガラス窓がプリズムになっています」のお話で、
とにかく写真に納めました(笑)
窓ガラスの縁が輝いてとってもきれいでした。
スクラッチタイルはこの時期に外壁にとても取り入れられています。
片倉館も昭和初期のもので、これは見ていただいていますね。
なかなか趣ある建物でした。
私はガイドさんの話を聞いてもメモも取らず写真を撮るばかり…
後で資料があればいただいてきて、それを頼りに記事を書きます。
パンフレットや資料が無ければとても名前は出てきません(笑)
金唐革紙は私もtakeさん同様、旧岩崎邸と林家住宅で見ています。
貴重な壁紙は進駐軍に接収されて剥がされたり
好みの壁紙をその上に貼られたりしたようですが、
こうして残っている部分もあって良かったです。
駒場公園のお近くにお兄様がいらしたのですね。
しかも洋館にお住まいでしたか、
この辺りは素敵な家が立ち並ぶ住宅街でした…
当時の様子も気になります!
私も、何処の財閥の洋館であったか記憶の彼方ですが
鹿鳴館時代を彷彿とさせる建物を見学した事があります。
現実離れして居て、生活感が0であった記憶です。
彼方此方拝見する度、維持管理が大変だろうナ~と・・・
大財閥ですから問題外は充分承知ですが、しょうもない心配をしました(笑)
和館と館洋館があって、どんな風に住み分けて日常生活をされて居たのでしょうネ?
庶民には想像も出来ません。
シャンディアもお洒落ですネ。
枕元に守り刀を置かれたり、イギリスから帰国する時に使ったトランクに
唯一親しみを感じました。
この時期のシャクナゲの返り咲き・珍しいですネ。
日帰りの東京なのに上手に時間を使われて、まだ次もありそうで・・・
まとめコメントになりますが、ガイドツアーというのが良いですね♪
一般の見学者が入ることが出来ない場所もご案内されて・・・
和館と洋館は、別々のツアーということになるのですか?
タッジーマッジーさんによるガイドのツアーで楽しませていただきました。
和館だけあって純日本風で、落ち着いた雰囲気です。
歴史的資料にもなるような様々な造りで、素晴らしいですね。
洋館は、見る場所によって建物の感じが違いますね。
和館は接客用だということのようですが、
洋館にも贅を尽くした大小の客間があるのに驚きました。
家族の部屋というのも、なんて豪華なんでしょう!
こんな中では落ち着かなくて、一日も暮らせませ〜ん。
その後に登場した花たちを見て、
夢から現実に戻ったみたいでホッとしました(笑)
とにかく、それぞれの解説が素晴らしかったです!
マントルピース? イングルヌック? チューダー様式?…など、
耳慣れない言葉がいっぱいでしたが、
そんじょそこらでは見ることができない、豪華で貴重だってことですよね(笑)
夢のような世界にご案内していただいて、ありがとうございました♪